毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

基本に戻ることを恐れない☆☆☆

かなり前にビジネスブックマラソンで紹介されていた本。社会人が学び直したくなった時に参考になる、とあったので読んでみた。
なかなか斬新な本だった。
ビジネスブックマラソンの紹介記事はこちら


著者は中学生の時に勉強の意欲がなく、レベルの低い高校に進学したが、1冊の本との出会いで勉強に目覚め、早稲田大学に進学。在学中から受験生を指導して結果を出していたそうだ。
その後、会社員を経てインターネット予備校を開校。自身が地方で浪人生活を送って不利だったことから、地方でも東京と遜色ないレベルの学習指導を提供している。
大学受験のロジック

その中でも、最大の特色は市販の参考書を使うこと。2000冊の中から厳選したというものを、3つのレベルに分けて使う。
この本では巻末に、科目別の参考書のリストが掲載されている。これがあれば、ひとりでもレベルごとの学習が可能だ。
英語も、やり直しによさそうな単語集や文法の本があった。


私は最近英語に関する本を多く読んでいるので、この本も英語中心に読んだが、やはり「基本をしっかり固める」ことの重要性がくり返し説かれていた。
まず、中学生レベルの参考書からやるように指導することが多いそうだ。何でこんな時に、と抵抗されることも多いそうだが、しっかり基礎を復習することで、その後一気に伸びるという。
自分の現在のレベルを知ることがまず大切なのだ。


もうひとつ、他で見ないのは「現代文」の学力を重視すること。英文読解が伸びない、数学の問題が苦手、という生徒に先に現代文の実力を伸ばす指導をするそうだ。
文章をしっかり理解できるようになれば、他の科目の成績が上がるという。社会人でも、現代文の勉強をすることでビジネス書の理解力が上がるという。


「勉強法」というタイトルの通り、スケジュールの立て方や継続して勉強できるようになる方法などもくわしく説明されている。これは大学受験に関係なく、資格試験を目指す社会人にも使えると思う。
脳科学に基づいた方法なども多く紹介されていて、面白かった。何より、無理がなく続けられそうだと感じた。

表紙にある“すべての勉強に使える”という言葉通りにするには読者の工夫が必要だが、大学受験には即使える本だと思う。私が今受験生ならやってみたくなる。
評価は受験生なら☆3つ、社会人の勉強には☆2つ。
私のアクション:中学英文法を復習する


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

「2つ以上の科目を並行して勉強する」とやる気が持続する(P40)

「ひとつのことを長時間やり続けるよりも、いくつかの作業を同時進行して進めた方が効率的である」ことがわかってきています。ひとつの作業に没頭してしまうと、「生産性」が下がってしまうのです。
(中略)
リラックスしながら取り組める「暗記系」と、考え抜く「思考系」を交互にくり返すことで、メンタルが常に「新鮮な状態」になります。

参考書はあえて3冊に分ける(P47)

それは、著者が変われば書き方が変わり、「書き方が変われば見え方が違ってくる」からです。ひとつの参考書で学んだことを別の参考書でもう一度学ぶと、本質的に理解できるようになります。

「1コマ90分の法則」上級編:「中途半端なまま、勉強をやめる」(P58)

「残り時間は10分。10分あれば、この章は終わりそうだ…」と思ったとしたら、むしろ「章を終わらせない」方が得策です。
残り10分は勉強せず、「中途半端なまま」で休憩に入りましょう。
(中略)
「キリのいいところ」までやってしまうと、そこで一度気持ちが切れてしまいます。ですが「やり残し」があると、「やり残したところから始められる」「楽しかった昨日の続きから始められる」という気持ちが芽生えます。

「Dayサイクル」を考える(P60)

・9〜12時:ロジカルな時間帯→思考系の勉強が向いている
朝早く起きて、学校へ行く前に「思考系」の勉強をするのもよい。
朝の時点で「1コマ」でも勉強を終えておくと、気持ちの上でも安心するし、1日のリズムがよくなる。
・13〜15時:エモーショナルな時間帯:暗記系が向いている

効果的な復習のタイミング(2ヶ月間に5回)(P109)

1回目…勉強当日の就寝前
2回目…翌日
3回目…2回目の復習から1週間後
4回目…3回目の復習から2週間後
5回目…4回目の復習から1ヶ月後
(日付をノートに書くなどして、復習した日と回数を管理する)

英単語の学習法(1日30分以内)(P162)

1.英単語を見て、1回声に出し、意味を確認する
2.さらにもう一度、英単語を見て、もう1回声に出す
3.ペースとしては150〜200語を30分でどんどん先に進めていく
4.翌日と翌々日、1週間後の計3回1〜3を行う

読み飛ばしテクニック2:段落ごとに拾い読みする(P165)

文章の「1段落」だけを拾い読みして書かれてある内容を推測するテクニック。たとえば、第1段落に「主張」が書いてあり、第2段落に「その具体例」が書かれていた場合、「第1段落」の内容が理解できるものであれば、第2段落は読み飛ばしてもかまわない。
(中略)
このように、
・具体例を読まなくても理解できる時は、具体例を読み飛ばす
・意味が理解できない時は、具体例を読む
ようにすれば、限られた時間を有効に使うことができる。

「現代文の能力」=「事実」や「考え方」を整理して理解する能力(P188)

「わかること」とは「分けること」(P192)

代々木ゼミナールの酒井敏行先生の考え方
「同じ流れは『つなぐ』、違う流れは『分ける』」ように読んでいかなければ、「文章の全体像」を理解することはできないということ。