先日の記事で「自分は新しいもの好きだ」、と書いた。だが、私の携帯はいまだに“ガラケー”。本田直之さんの本を読んでスマートフォンの必要性はわかったが、どれにすればいいのか、どのタイミングがベストなのか見極められずにいた。
そんな私のような人に最適なのがこの本。
今年初めに出たこの本は、まだiPhoneがauから発売されたことに言及していない。だが、あらゆる可能性を考えて書かれているので、有用性が非常に高い。
スマートフォンのこれまでの背景や日本と世界の違い、なぜアップルが躍進したのか、これから何が起こるのかの予測など、知りたいことがすべて詰まっていると言ってもいいと思う。
ツイッターやフェイスブックの違いや得意分野は、この本を読んで初めてよくわかった。
専門用語が多いのでリテラシーがないと読みづらいと思われるかもしれないが、適切な用語説明が下にあるのでこういう分野に慣れていない人でも読める。
また、実用書は文章が荒れているというイメージがあったが、著者はこの分野の著書も多く、長く記事を書いている人だけあって文章による読みにくさは感じなかった。
おぼろげながら、今後自分がどうするのかが見えてきた。
年末は「来年の予測をするために本を買う」という人も多い。この1冊もぜひ。
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