毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

子どもでも読める!経済がわかる本☆☆☆

学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール』を読んだ時に、著者が経済の解説本を何冊も出していることを知り、中でも一番やさしそうなこの本を読んでみた。
確かに、私のような経済アレルギーの人間にも、するすると読めた。

第1章 日本経済の話
第2章 経済と政策の話
第3章 仕事で使う経済学
第4章 グローバル経済の話
第5章 今さら聞けないお金の話

に分かれている。
第1章ではごくごく基本的な景気や株、物価などに加えてM&Aコンプライアンスが取り上げられている。
第2章では日本銀行の役割など、政治にまつわる話。
第3章はミクロ、マクロ、マルクスの3つの経済学がどういう考え方なのか紹介。
第4章は為替や円高の意味が理解できる。
第5章は投資に関する基本知識が身につく。

先に読んだ本に「主婦向けに書いた」とあったように、ただ経済という学問についての解説本ではないところが新しいかもしれない。


途中で出てくるサブプライムローン問題の解説が、池上さんが著書やテレビでされていた解説とちょっと違う。あれれ、と思ったが、「はじめに」に書いてあった

分かりやすさを重視し、複雑なテーマをできるだけ簡略化させて解説しています(P5)。

によるものだろうか。


お金の教育を子どもにしたいと思っている方は、お子さんと一緒に読むとよさそうだ*1。イラストもたくさん出てくるし、対話形式なので読みやすい。
大人はもう少し骨のある本を読んでもいいかもしれない。

「ファイナンシャルリテラシー」を身につけたい人の1冊目におすすめです。
読書日記:『学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール 』

*1:私の感覚では、小学校高学年なら読めるのでは、と思います