PHP研究所 (PHPビジネス新書) (2012/1/19)
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出版された直後から話題沸騰のこの本。ビジネスブックマラソンで読んで興味を持ったので買って読んでみた。
なるほど、確かに他に類を見ない面白い本だった。
ビジネスブックマラソンの紹介記事はこちら
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神田さんは、昨年初めのメルマガで3月の大震災を予言した、と話題になったそうだ。
実際の文章を読んでみると「地震」とはひと言も書いていない。ただ、その後の状況はほぼそのまま書かれているのだ。背筋が寒くなった。興味のある方はぜひ書店でこの部分だけでも読んでみてください(P20-21)。
この、恐ろしく的確な「予言」をもたらす考え方やツールが、この本では惜しみなく公開されている。これはビジネス書ですか、というようなものも紹介されていて面白い。
そして、そのさまざまなツールを使った予測がどんどん展開される。ものすごく大変そうなこともあるが、大筋では「えっ、そんな楽観的な考え方でいいの?」の方が多い。
さらに、これからどう生きればいいのかという指針も示されている。それも、年代別に分かれているので、自分が何をすればいいのか、的確にヒントがもらえる。
日本の将来は「何もしなくてもバラ色」ではないし、代償も払わなければならないだろう。でも、神田さんによればその先には明るい未来があるのだ。
勇気をもらうために、手元に置いて時々読み返したい本。
私のアクション:仕事になりそうじゃなくても、まずは熱中できることに着手する
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読書日記:『全脳思考』
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
未来とは選択であり、それは意志によって実現する(P26)
どんな予想外の障害が目の前に現れたとしても、それは私たちが描く未来を打ち砕くものではなく、加速化させる存在なのである。
(デント氏の予測法)景気は46〜50歳の人口の増減によって決まる(P86)
現実は、ものの見方で変わってしまう(P175)
過去からの延長で現在をとらえているか、未来のあるべき姿からの逆算で、現在をとらえているかで、違う。