毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

トルストイ『文読む月日』挫折

またもや挫折の報告なので、気が進みませんが…。

トルストイの『文読む月日』(上中下・全3巻)は、やはり齋藤孝先生が薦めていた本だ。
タイトルだけで借りたら、ものすごく分厚かった。文庫なのに1冊が1500円もすると聞けば、そのボリュームがご想像いただけるかと思う。内容は古今東西のさまざまな書物から、トルストイが引用した文章をまとめたものだ。366日分、毎日読むようになっている。だいたい1冊で4ヶ月分あることになる。
とてもとても、図書館で借りて2週間で読み切れる量ではない。延長もしてみたが、4週間でも歯が立たなかった。


やはり、手元に置いて毎日読むべき本なのだろう。
ただし、告白すると、もし仮にこのブログを読んだ篤志家の方が
「じゃあ、買ってあげるよ」
と3冊プレゼントとしてくれたとしても、やはり私は読めないと思う。

その理由は

  1. ひとつの引用が長い
  2. キリスト教的な内容が多い

の2点に集約される。

私は格言集や金言集が好きだが、短くてピリッとしたものの方が好みだ。何ページもあると、読まされている気になってくる。
2点目は、日本人に共通する感想ではないだろうか。キリスト教的素養がないとなかなか読めないものは多い。残念ながら、私にはこの本もそう感じられた。


というわけで、素直にこの本も白旗を掲げて返却しました。
これから自分の器を広げようとか、チャレンジングな読書をしたい人にはぜひ挑戦してもらいたい本ですが、「もはや20代ではない」ので、あきらめも肝心ということで。