NHKのサンデースポーツを見たら、先日ロンドン五輪出場を決めたばかりの寺川綾、入江陵介両選手(背泳ぎ)が出演していた。
寺川選手は平井コーチに師事していることから注目していたし、入江選手はもともと好きな選手なので喜んでインタビューを見た。
その中で面白いな、と思ったのはふたりとも同じことを言っていたことだ。
――どちらも「失敗」がターニングポイントになった、というのだ。
寺川選手は北京五輪に出場できなかったこと。
入江選手は2010年の大きな大会*1で結果が残せなかったこと、と言っていた。
寺川選手は北京五輪出場を逃したあと、もうやめようと思ったこともあったそうだ。それが、出場する同期に励まされ、それから平井コーチのところに弟子入りを志願したそうだ。あの時出場を逃していなければ、今の自分はいないとまで言っていた。
入江選手は期待されていた大会だったにもかかわらず、思うような結果が残せなかったという。それを踏まえて、ロンドン五輪出場のために2011年に何をすればいいのかを考え、練習を重ねたそうだ。その延長線上に今回の大会があり、出場を決められた、と話していた。
失敗は成功のもと、というが、本当にそうなんだ、と思った。
大事なのは失敗しないことではなく、失敗から何を学び、どう成長するかなのだ。
私などは失敗するといたたまれない気持ちになり、早く忘れようとかみっともないところを人に見せたくない、という意識ばかりが先に立ってしまうが、それではみすみす成長のチャンスを逃しているようなもの。
今も、自分としても(おそらく人から見ても)失敗の状況なのだが、逃げずにしっかり学べるものは学ぼう、と思えた。
いいタイミングでそれを教えてくれた両選手に感謝。
*1:すみません、聞き逃しました…