毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

ストレスが病気の一番の原因☆☆☆

病は気からの免疫学 (KS一般書)
安保 徹
講談社(2005/09/29)
¥1,470

体温免疫力―安保徹の新理論!
安保 徹
ナツメ社(2004/05)
¥1,575

以前、何冊か読んだ「免疫力」の安保徹先生の本。今回読むきっかけになったのは、何とアマゾンのアフィリエイトレポート*1
たいていは読書日記で紹介している本が並んでいるが、時々「なぜこんな本が?」というものがある。かなり前に1冊紹介しているので、それを見に来てくださったのかもしれない。
売上レポートに出ていた本は読んだことがなかったので、読んでみたくなり図書館で予約。アマゾンのページですすめられていた安保先生の他の本2冊と一緒に予約したら、3冊同時に届いた。
共通する部分が多いので、知りたいところだけを拾い読みした。


安保先生の理論はごくシンプルだ。免疫を司る白血球の中の顆粒球とリンパ球のバランスが崩れると病気になるというもの。
自律神経には2種類ある(交感神経=活動と副交感神経=休息)。この、交感神経が優位になると顆粒球が増え、副交感神経が優位になるとリンパ球が増える。1日の中でそれぞれが優位になる時間帯があるので適度に切り替わっていれば健康だが、どちらかが優位の状態が続くと病気になりやすくなる。
交感神経優位が続くとアドレナリンが出続けて緊張状態になり、免疫力が下がるので心臓血管の障害やがん、さまざまな炎症を起こすそうだ。しかしその一方で、リラックスしすぎても病気になるという*2。アレルギーなどは副交感神経優位の状態が続いた時に出るそうだ。


3冊とも、“薬の常用は避け、自分で免疫力を上げる生活をすれば病気は治る”という根幹の主張は同じ。
体温免疫力』は体温を上げるための入浴法が詳しく紹介されている。
病気を治す「体の声」の聴き方』は、健康診断の受診をすすめていない安保先生が、ふだんからどこに気をつければ体調をチェックでき、病気にならないのかを教えてくれる。
悩んでいる人の多い頭痛、腰痛、月経困難症、アトピーなどのメカニズムが説明してあるので、病院の薬を続けるかどうかの判断材料になると思う。
病は気からの免疫学』は、3冊の中では最も「読みもの」っぽい内容だ。安保先生の共感する医師の治療法、本を読んだ人からの問い合わせとその解答、玄米の効用などさまざま。以前読んだ本ではわからなかった、免疫力を高める爪もみの方法も載っていたのでさっそく試している。


読んで一番驚いたのは、「病気の原因はストレス」と繰り返し書かれていたこと。心の状態の影響が大きいそうだ。
また、体は不要なもの、体にとって有害なものを排出しようとするが、それは物質だけではなく、精神的にいやなものも対象になるそうだ。たとえば、アレルギー反応も精神的なストレスが原因で起きることがあるという。
心と体はつながっている、とよく言われるが、ここまでつながっているのか、と衝撃を受けた。
くよくよしない、とかよく笑う、というのが真剣に病気の予防になるのだ。

大きな病気に直面している人は、セカンドオピニオン的に読めばヒントになることが多いと思う。
それ以外の人も、これからも健康でいるために読んでみることをおすすめします。気持ちの持ち方を変えるだけでも予防になるので。
私のアクション:体を動かして体温を上げる
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*2:病気全体の3割