やる気にスイッチがあって、ここという時に押せたらいいなというのは多くの人の願望だと思うが、もしかしたらスイッチが見つかるかも、と思えた。
やる気はなかなか持続できない。今いい感じでやる気があったとしても何かの拍子に消えてしまったり、昨日はスイスイできていたのに、今日はまるでやる気が出ないことも多い。
その不確かな「やる気」を入れるためのスイッチが34個紹介されている。
自己啓発本をたくさん読んでいる人なら、「それ知ってるよ」ということも多い。
著者には多い、スペースが大きくてすぐ読めてしまう本なので「これで1470円?」と思う人もいるだろう。
でも、不思議にぺらぺらっとめくって見たい気がする本だ。本棚に立てておいて、やる気がなくなっている時に読めばモチベーションが上がるんじゃないか、と期待できる。
それは、無理なくできそうなことが多いのと、さまざまなエッセンスが凝縮されているからだと思う。
人によって、使えるスイッチは違う。この本を読んで、自分なりのスイッチを研究してみるのもよさそうだ。
いい状態が長続きしないのが悩み、という人にはお勧めです。
私のアクション:「魔法の言葉」を口ぐせにする
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読書日記:『人生のプロジェクト』
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
頭の中で一度に描けるイメージはひとつだけ(P40)
前向きなことを思うと同時に、否定的なことを意識することはできない。
頭の中には「のぞむ絵」だけを映す(P43)
…どんな時でも、いいこと、のぞむことだけを頭に描くこと。
心のチャンネルを変える(P53)
…起きているマイナスな出来事には、心を引っ張られないこと。続けないこと。こだわらないこと。
ぱっとチャンネルを変えるように、心のモードを変えれば抜け出せるのだから。
凹むことが続いた時の「魔法の言葉」(P55)
それは
「というのは嘘っ!」
もしくは
「な〜んちゃって!」
である。
問題が明らかになり、解決行動を起こす前に、まずやるべきこと(P59)
それは「問題を解決したら、今の気分がいったいどんな気分に変わるか」を想像することだ。
その気分を心になじませてから、問題に取り組むと解決が早い。
「すべてはうまくいっている」(P103)
目の前で起きた出来事に、心を惑わされないように。
悪いことが起きてめげそうな時、
「すべてはうまくいっている」とつぶやくと、
心のスクリーンに映る風景が明るくなり、
あちこちに解決するトビラが見えてくるだろう。
「凄いことはアッサリ起きる」(P104)
凄いことを起こすには、相当な努力や苦労が必要だ。
そう思い込んでいる人は、もし目の前にツルツルとうまくいくチャンスがあったとしても、気づかないし、目に入らない。
「凄いことはアッサリ起きる」とつぶやくと、
今まで目に見えてこなかった、いい方法を見つけることができる。
「私は光を選択する」(P105)
光が濃ければ、それだけ陰も濃い。
そして人は明るいことより、暗いことを信じやすい。
(中略)
ハッピーじゃないと、ハッピーは引いてこれない。
だから自分の人生はハッピーで、面白いことばかりだと設定している。
「私は光を選択する」とつぶやくと、
それだけで物事の光の部分にフォーカスすることができる。
やる気の正体は「集中」であって「興奮」ではない(P119)
興奮してテンションを上げるのではなく、
集中して、「テンション高めの平常心」をキープする。
筆を持った書道家のように、心は静かに澄んだままで。
どんなに忙しい時でも、静寂を感じている人が、結果的に一番仕事が早い。
*1:すみません、読書日記はまだです