毎日「ゴキゲン♪」の法則

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ミトコンドリアの働きとつきあい方を知る☆☆☆

この本を知ったのは、別の本を検索していた時。『介護されたくないなら粗食はやめなさい*1のサブタイトルが「ピンピンコロリの栄養学」だったので、“ピンピンコロリ”で検索をかけていたらこの本も表示されたのだ。
ミトコンドリアが気になって、読んでみた。というのも、このブログの検索キーワードに意外に「ミトコンドリア」が多いのに、私自身がよくわかっていないので、知っておきたかったのだ。
安保先生がどんな風にミトコンドリアについて書かれているのかに興味があったので、その話題のところだけを拾い読みした。

ミトコンドリアはもともとヒトとは別の生命体だった、と聞いたことがある。ヒトの細胞に入ったのは、お互いの生き残り戦略だったという。
この本では、その成り立ちも含め、基本的なことがわかるようになっている。
ミトコンドリアは体のエネルギー源であり、酸素が必要であること。
つまり、体に酸素が不足するとミトコンドリアの働きが落ちるのだ。これは安保先生によれば交感神経優位の状態が続くと、低酸素・低体温になり、ミトコンドリアにとって過酷な環境になるという。

がんができる仕組みも、このミトコンドリアとの共生メカニズムで説明できるそうだ。なかなか説得力のある説なので、興味のある方は読んでみてください。
安保先生の説では、がんも体の生き残り戦略なのだという。

ミトコンドリアをいきいきとさせる方法はシンプルだ。
1.酸素をしっかり供給する=深呼吸や、体を温めて血流をよくする
2.野菜や果物を食べる=ミトコンドリアがエネルギーを作る時に必要なカリウムが含まれているため


タイトルの通り、終末医療にも触れているが、少し前にそういう本を何冊か読んだので、今回は読まなかった。
がんに関する話や食事のこと、さらに自律神経のメカニズムや病気に対する考え方もバランスよく書かれているので、まず1冊安保先生の本を読んでみたい、という人にはおすすめです。
私のアクション:しっかり呼吸をする
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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

元気で長生きするふたつのポイント(P27)

1.私たちが生きる源となるエネルギーを体内で作り出しているのは細胞の中にいるミトコンドリアであり、それが快適に生きられるようにする必要がある。
2.多くの病気は自律神経の偏りによって白血球の偏在が顕著になった時に起こるため、自律神経のバランスを正常に保つようにしなければならない。

無茶な生活を続けているとミトコンドリアもギブアップ(P31)

きつい生活の中で何だかやつれた気がしたら、ミトコンドリアの環境が悪化してその働きが低下しているんだということを感じ取ってください。ミトコンドリアが弱っている時は睡眠を充分に取るなどしてエネルギーの消費を抑え、ミトコンドリアの負担を軽くする必要があります。そして、それと同時に深く息を吸い込んで酸素をたくさん取り込むように心がけましょう。

*1:すみません、読書日記はまだです