毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

ホスピタリティの神髄を学ぶ☆☆☆

リッツ・カールトンの“伝説のホテルマン”と言われる、林田正光さんの本。図書館で見かけて借りたのだが、気軽に読めるのに心にしみるいい本だった。


リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと』が長いこと探書リストに入ったままになっているので、林田さんの著書を読むのは初めて。50歳でリッツ・カールトンに転職されたことや、その時は3000人の人脈があることを評価されて採用になったことなど、経歴も初めて知った。

林田さんは高卒で大阪のホテルの営業職を長年勤めた、いわゆるたたき上げ。この本にも“英語もパソコンもできず、大学も出ていない、もともとは一介のサラリーマンだった私”と書かれている。
そんな林田さんがどうやってホテルの要職を歴任できるまでになられたのか。それは常に自分を磨くこと、そしてどんな時も相手へのホスピタリティの心を持つこと。
この本ではご自身の経験やリッツ・カールトンでの事例がふんだんに紹介されているので、とても説得力がある。また、50に分かれているので短い時間に少しずつ気軽に読めるのも魅力。
先生が偉そうに上から教えてやる、というのではなく、林田さんご自身のパーソナリティによるものだと思うが、とても腰が低い印象を受けた。それも読みやすさの一因かもしれない。

読者に想定されているのは、おそらく仕事を始めて日の浅い女性だと思われる。ただ、ホスピタリティはどんな場面にも求められるので、人と関わるお仕事や組織で働く人なら、何か学べるものがあると思う。
例によって私は「20代の時にこの本を読んでいたらなあ…」と思った。
新社会人になる人にプレゼントするのにおすすめです。
私のアクション:マイナス思考になっていると気づいたら、代替案を考えてみる
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

ホスピタリティ8つの心(P137)

1.感謝の心
2.誠実で裏表のない心
3.思いやりの心
4.謙虚な心
5.愛の心=真心
6.忠誠の心
7.使命感の心
8.奉仕の心

外見も相手へのサービス(P151)

第一印象がよければ自分が得をするのですから、心して「外見力」を磨きましょう。

代替案を提示することで相手に「NO」と言わない工夫を(P196)

代替案はマイナス思考に陥らないコツ(P197)

言い換えれば、どんな局面でも別の考え方ができるのです。自分がマイナス思考に陥っていると思ったら、別の考え方はできないかと考えるクセをつけましょう。