■あな吉手帳術
あな吉手帳術の必需品「インデックス」。これは、“手帳で一元管理”のためのツールなので、何をはさむかは自由。学校関連の資料や家計簿、日記やレシピ持ち歩く人もいるそうだ。
私は『カラー実践版』の手順に従ってインデックスも用意したが、ちゃんと使いこなせていなかった。これも手帳が荒れる原因かと思い、何を持ち歩けば自分にとってプラスになるか考えてみた。
そのひとつが「ライフログノート」だが、もうひとつ、「読書メモを持ち歩いて読み返せばいいのでは?」と思いついた。
先日読んだ佐藤優さんの『読書の技法』ではノートに書き写し、それを何度も読み返して定着させる、とあったのに、せっかくメモしても読み返す習慣がなかったからだ。
以前読書メモ用に作った、鹿田尚樹さんおすすめの*1「A4袋とじで2段組印刷」=A5というフォーマットを持っていたので、印刷して6穴さえ開ければ即はさんで持ち歩けるじゃないですか。さっそく最近読んだ2冊分を印刷してはさみこんだ。
ただ、「袋とじ」だと全部二つ折りしてはさむことになるので、枚数が増えるとかさばる。せっかく両面印刷できるプリンタを買ったばかりなので、このフォーマットで両面印刷しよう、と思った。
ところが意外に苦戦。当然ですが、「袋とじ」の設定になっていたら両面には印刷できません。私の理想は“A4に両面印刷したあとに蓋値に切ってA5にする”だったのだが、試行錯誤したあげく断念。結局A5の用紙*2にこのフォーマットで印刷できるよう、一から設定し直すことに。半日たっぷりかかってしまった。
だが、苦労しただけの価値はあった。手帳にはさんでいると、ちょっとした時間に気軽に読める。目に触れる機会が増えると、それなりに頭に残るようになってきた。何事もやりっ放しが一番もったいないなあと実感。
ちなみに「横書き・2段組」にするメリットは、鹿田さんは
「満員電車の中であまり目(=頭)を動かさずに読める」
と書かれていた(注・記憶だけで書いています)た。確かに視線を下に動かすだけで首を振らなくていいので、満員電車じゃなくても楽だ。
読書メモを印刷して読んでいる方は、一度試してみてください。設定がちょっと大変ですが、一度作ってしまえば簡単に印刷できて便利です*3。