■あな吉手帳術
「あな吉手帳術」では、“思いついたすべてのことを付せんに書き出す”のが基本中の基本。「何ということを!」とお怒りの方もいらっしゃるかもしれません。
これは、あくまで「ごほうびシールのカウント」のための話です。
これはたぶん私のやり方がちゃんと機能していないからだと思うが、今日できたことを寝る前か翌朝にカウントする時、繰り越しも全部終わってから、「あ、これカウントするの忘れてた」というのがけっこうあるのだ。繰り越し分は翌日のウィークリーページにメモしているのだが、ここを何度も書き直すと汚くなってうれしくない。だからってそのために赤の消せるペンをわざわざ買うのもそこまでしなくても、と思う*1。
ある時、ふと「正の字で書けばいいのでは?」とひらめいた。ふだん使っている細い付せんではなく、50×15ミリサイズならサッと書けてストレスがない。
その日できた付せんを貼っておく場所を作っているので、そこに貼っておくようにしたら取りこぼしがなくなった。
せっかくがんばってやったのに、カウントしないなんてもったいないですよね。
もうひとつ、あな吉手帳術を始める前にやっていた「スタンプカード」からの流れがある。
これは「○○できたら1ポイント」という風に決めておき、できたらスタンプを押す、またはシールを貼るという「ごほうびシートそのまま」のやり方だった*2。今は「○時までにこれができたら1ポイント」という家事の締切をいくつか決めている。簡単なものだと「3つ全部できて初めて1ポイント」のようなちょっと複雑なものもあり、とても付せんに書けないし、ココフセンSサイズでやっているルーティンとも違う。
いろいろ試してみた結果、やはり「できたら正の字を書く」が一番楽でしっくり来た。
付せんにすべてを書き出すのは、“頭で覚えておく”という負担をなくすためのもの。「すべてを書く」ことにとらわれすぎると、“書いてないことを先にやってしまって、あとから付せんを書いて貼る”という不毛なことにもなりかねない*3。
基本的な考え方をしっかり理解していれば、プロセスが少々変わっても大丈夫。自分が快適な方法に変えていくことも必要だと思う。
まあ、「正の字」は見た目がかわいくないですけどね。