毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

強さの秘密は自律神経のコントロール☆☆☆

家族が借りてきた本。トップアスリートと聞いたら読まずにはいられない*1
自分が必要なポイントを拾って読む、というやり方にしたが、なかなか面白い本だった。

著者はスポーツドクターとしてオリンピックは96年のアトランタから今年のロンドンまで5大会連続、他にもWBCやユニバーシアード、などさまざまな国際大会に帯同している第一人者だ。
その目から見たトップアスリートの強さの秘密が明かされている。その秘密は、何と自律神経。それも副交感神経なのだとか。

読んだ内容が小林弘幸さんの『「これ」だけ意識すればきれいになる。』にそっくりなのだ(マネという意味ではないですよ)。

  • ゆっくり行動する
  • 5分前に行動する*2
  • 予定を立て、その通りに行動する

これがすべて、心を安定させ、リラックスして自分の力を最大に発揮するポイントだという。
副交感神経、副交感神経ってホントに何でも副交感神経のおかげなの?とちょっと疑う気持ちもあったが、この本でほぼ同じことが書かれていたので、改めて納得。小林先生もスポーツ選手のアドバイザーなどをされているそうなので、同じような結論になるのだろう。

あとは、ネガティブなことは口にしない前向きな心。トップアスリートになればなるほど、人間としても尊敬できるような選手が多い理由はそういうことなのか。
技術のレベルが同じなら、最後はメンタルが強い人が勝つのだ。


この本は著者のさまざまな経験が書かれているので、現役選手や過去に活躍した選手の名前も多く登場する。そういう読み方をしても楽しめそうだ。
国際大会の裏側を知りたい人や、スポーツドクターそのものに興味がある人にもお勧めです。
もちろん、本番に強くなりたい人もぜひどうぞ。
私のアクション:「力を抜く」練習をする
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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

トップアスリートが常に自分のベストパフォーマンスを発揮できる理由(P18)

実は彼らは、副交感神経を優位な状態にして、自律神経をコントロールする術を身につけているからなのです。

「ゆっくり動く」と心が整えられる(P19)

…日本体操界のエース、内村航平選手の練習風景を見ていても、最初から最後までゆったりとしていて、小走りで移動する姿など見たことがありません。常に落ち着いて、ゆっくり行動しているのが特徴的です。
プロテクターを手に装着したり、テーピングを巻いたりする時でも、セカセカした様子などみじんもなく、ゆっくりといつも通り、自分のリズムを貫いています。
(中略)
このように、一流のアスリートたちは心を整え、集中力を高めるために、あえてゆっくりと行動することを、普段から意識しているのです。

脳の中で感情を作り出している部分と、呼吸を司っている部分は同じ(P22)

不安や恐怖、悲しみといったネガティブな感情を抱くと、呼吸のリズムは速くなるのです。一方、うれしい、楽しい、きれいだという感情が生まれると、呼吸は非常にゆったりしたものになります。
呼吸が変わると感情が変わり、感情が変わると呼吸が変わるのです。

「5分前行動」の習慣で心が安定する(P26)

5分前倒しで行動をしていると、心に余裕が生まれ、念入りな準備もできます。逆に常に時間ギリギリの行動をしていると、何かに追われるように焦ったり、準備不足となり、うっかりミスなども起こしやすくなるのです。
時間に余裕をもって行動することで、心にも余裕ができ、精神的にも常に安定していられます。それが、競技における集中力につながってくるのです。

「受け入れる力」が動じない心をつくる(P32)

選手たちを間近で見て感じるのは、彼らには「受け入れる力」が備わっているということです。そしてそのことが、彼らの心を安定させていると私は考えています。
どんな問題が発生しても、それにはこだわらず、起きたことは起きたこととして、事実を受け入れる。
(中略)
自分が悔やんだり、考えてもどうにもならないこと、すなわち自分ではコントロールできないことは、受け入れるのです。そして、もうそこには思考を向けません。自分がコントロールできることに集中し、「やれることをやろう」「ベストを尽くそう」と前を向くのです。

1日のスケジュールが決まっている人は、心も安定している(P46)

…毎年恒例の川崎宗則選手の自主トレならば、朝6時半に起床し、みんなで体操をして、風呂に入り、朝食を摂り、部屋で少し休息したあとに、本番のトレーニングに入る、というスケジュールが決まっています。
(中略)
スケジュールが決まっているからこそ、余計な焦りもないし、気持ちを落ち着かせて考えることもできるのです。

ネガティブなことは口にしない(P110)

高いレベルの選手は、どんな環境であろうとそれを受け入れて動じません。その環境の中で、いかにベストを尽くすかをいつも前向きに考えています。
(中略)
ネガティブなことを口にしていると、そこから、「こんな環境では、本番でもミスをするのでは…」「こんな状況では、怪我をしてしまうかもしれない…」とマイナス思考にどんどんはまっていき、自律神経も乱れていきます。
(中略)
常にベストの状態に自分のコンディションを保ちたいと考えるのなら、ネガティブなことは口にするべきではないのです。

*1:サブタイトルは“トップアスリートに学ぶ「負けない自分」のつくり方”

*2:「これ」だけ意識すればきれいになる。』では10分前