この本は大好きな浅野裕子さんが書かれたものなので、期待して読んだ。
読んでみて思ったのは、自分が今どの辺にいるのか、立ち位置を年齢で確認することも大事だ、ということ。
今までは夏木マリ式に「年齢は記号！」と思っていたが、今年ほぼ１年を体調不良で棒に振ってしまった私、“「気合いだ！」だけではいかんともしがたいことがある”というのも痛感した。
こういう時、人生の先輩の言葉はやはり頼りになる。
日本では特に「若さを失う」＝「商品価値を失う」なので、そこに対する恐怖心は女性ならみんな持っている。そういう恐怖にも、ちゃんと答を用意してくれているので、少し安心した。
と言っても、やや違和感もあった。
「大人の女性」「自立した女性」を目指すのに、“スーツを着てハイヒールを履き、一流の場所に出かけて女磨き”という紋切り型の答しかないのはさびしい。
人によって生き方はさまざま、と書いてあっても、やはりひとりで仕事中心の生活を送るキャリア派向けの本と思った方がいいかもしれない。
「エレガンス」に関する本を多数書き、支持されている著者だから、著者じゃなければ書けないことも多い。その世界が好きな人にとっては、素晴らしい教科書になる本。
私は主に精神面と健康面について、参考にさせていただきました。
私のアクション：今日使ったエネルギーは、今日中に取り戻す
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読書日記：『いつもうまくいく女性はシンプルに生きる』
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
４０代は「大人の女性の一年生」(P2)
“この先の人生こそが、「大人の女」として最高に輝く時。あなたは今、一生輝き続ける女に生まれ変わる、そのスタートラインに立っているのよ”
“ここからが女として本当に楽しめる年代なのよ”
自分だけの「幸せの法則」を見つける(P4)
「幸せの法則」とは他人に振り回されない、ゆるぎない価値観としなやかな柔軟性を持った女性でいられる、あなただけの“心のあり方”です。
仕事上のつきあいよりも、自分の体を優先して常にベストコンディションを保つ(P28)
仕事の「量」よりも、仕事の「質」を高めてカバーしていくのが、４０代らしいベストバランスです。
体力・気力・能力の３点を見極めて自分自身をコントロールする(P28)
不思議なほどいい仕事が舞い込むようになってきます。
曾野綾子さんのことば(P38)
「自分にとっていい生き方というのは、決して他人と同じに生きることではない」
自分の心に何度でも問い直す(P38)
いま自分に必要なことを考え、その上で自分が快適に生きるために何をすればいいのかを導き出すのです。迷ったり、価値観が揺らいだりした時こそ、何かに答を求めるのではなく、何をすればいいのか、自分の心に何度でも問い直すことです。
「ひとつを選ぶ」とは、他の選択肢を捨てること(P75)
怖いかもしれませんが、ひとつに絞ると、そこから先は驚くほど楽に生きられます。
トラブルが起こってしまった時は、一歩引く(P88)
そして客観的な目で見て、対処の仕方を考えることです。
この訓練をしていくと、そのうちトラブルになる前に身を引くことができるようになります。
先回りの心配をする時間とエネルギーがあるなら、その力で、今できる最大の努力をすべきです(P119)
自分を愛するこということは、自分の人生に手を抜かず、ていねいに生きるということ(P130)
自分の「後ろ姿」を意識する(P137)
その場にいるだけで素敵だと思わせる女性は、例外なく「後ろ姿」が美しいのです。
「後ろ姿」は実はとても重要で、その人の年齢や生き方、生活感が表れてしまいます。
「自分の定番」を見つける(P148)
一季ごとに変わる流行とは関係なく、常に８０点以上の自分になれる服はどんなものかを探すのです。
ココ・シャネルのことば(P167)
「２０歳、３０歳の顔は自然の贈り物、５０歳の顔はあなたの功績」
素肌磨きのポイントは自分の顔と向き合う心(P168)
疲れているなら、自分をいたわる。険しい表情になっているなら、眉間にシワがよる前にリラックスをするなど、自分の表情を通して生活を管理すること。そして、常にベストの笑顔でいられるように保つことです。
自分のエネルギーを大切にする(P172)
４０代になると、体力も気力も落ちやすくなります。何かをやろうと思っても、自分の中に充分なエネルギーがなければ、行動に移すことができなくなってしまいます。
ふと空いた時間というのは「ここでエネルギー補給しなさい」という神様からのメッセージ(P173)
一人になって自分をいたわり、使ったエネルギーを取り戻しましょう。
今日使ったエネルギーは、今日中に取り戻す(P174)
年齢を重ねても美しい人は、常にほどよい緊張感を持っている(P210)
気を抜けばマンネリになりそうな毎日に、メリハリを与えることを忘れません。
（中略）
４０代は生活の中に、メリハリのあるリズムを自分で演出していくことを、前向きに行ってみてください。
