先月読んだ『印象派の名画はなぜこんなに面白いのか』の著者が手がける名画シリーズ(と勝手に命名)、今回はルーブル美術館が舞台だ。
この本もさすがの面白さだった。
この本の何が素晴らしいかというと、「実際にルーブルに持って行ける、見ながら鑑賞できるガイドブック」になっていること。
どこにどの絵があるかもわかり、モデルコースの順に掲載されているのだ。しかも、標準3時間コースと、もっと見たい人向けの6時間コースがあり、至れり尽くせりだ。
地域・年代による特製や時代背景など、こと細かな解説が素晴らしい。ただ見るだけでも絵は楽しめるが、やはり印象派以前はキリスト教の知識や歴史など、知っておいた方がより深く鑑賞できる、と思った。
一応、去年ルーブルに行った時は超一流のガイドさん*1に案内してもらったのに、この本を持ってもう一度行きたい!と思ってしまった。
行ったことのある人はまた行きたくなるからちょっと危険な本かもしれない。
これから、の方はぜひイメージトレーニングに読んでみてください。文句なしに楽しいです。
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