毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

「幸福」も「不幸」も自分の信念が作り出している☆☆☆☆☆

人生を好転させる意識の法則―不運を選択しているのはあなたの無意識だ!
石原 加受子
長崎出版(2006/02)
¥ 1,470
以前読んだ同じ著者の『意識の法則と6年周期リズム』を読んだ時、“意識の法則”についてあまり深く書かれていなかったので、くわしく知りたいと思い、読んでみた。
実はとても深いテーマだと思う。


◆目次◆
1章 我々意識の広大無辺なパワー
2章 物事がうまくいく人といかない人と、どこが違うのか
3章 意識とその感覚のミクロの差の違いだけで運気は変わる
4章 不運の実感・幸運の実感が実現する
5章 みんなの思いを統合して叶える無意識の超実現力
6章 成功したくないメリット
7章 意識が変われば勝手に幸運が手に入る

著者は心理学者としてカウンセリングを多数行っているそうだ。その経験から導き出されたものがこの「意識の法則」。「心理学」の枠に収まらないため、ご本人も書くかどうか迷いがあったそうだが、自分にとっての真実はこれだ、と思うことがストレートに綴られている。
著者のいう「意識」とは、一般的な顕在意識・潜在意識というのとも少し違う。もちろんこのふたつはあるのだが、他人の意識と同調したり、「自分の外にある意識」もあるのではないか、と考えているという。

その意識が作り出すものが「信念」であり、人は自分がどんな信念を持つかによって人生を決めている。それは潜在意識・顕在意識のどちらにあるかはあまり問題がなく、総量で多い方が強く影響する、というものらしい。たとえば、仕事で大きなプロジェクトを任された場合に、「絶対成功する」が70、「失敗するかも」が30ならうまく行きやすいし、逆なら失敗の確率が上がる。自分の意識では「成功させるぞ」と思っていても、気づかないところで不安を感じていたら、もしその方が総量として大きければ失敗に邁進することになる。


じゃあその自分で気づいていない信念をどうやったら気づけるのか、そして変えられるのかが大きな問題だ。
著者は五感が鍵になる、と書いていた。
考えられるいろんな言葉をつぶやいてみて、嫌な気持ちになったり、身体に力が入ったり、何らかの反応があったらその信念を持っている可能性が高いそうだ。
前に読んだジゲンシステム*1に似ていると思った。やはり、心と体はつながっているので、身体の反応で見ていくのがいいのだろう。

そして、著者の提唱するいい意味の「自分中心」にたどり着く。自分ですべての信念を書き換えることは難しくても、無意識に自分を不幸にする信念を作り続けるのはやめられると思う。
それが幸福への近道になるのではないだろうか。


面白かったのは、アファメーションに関する記述。

「ポジティブ思考をしても、状況が変わりません」
という人が少なくない。
それは、自分の心境からあまりにもかけ離れている言葉を、無理矢理つぶやこうとするからである。
(中略)
無理なポジティブ思考は、かえって自分を追い詰める。
…否定的な言葉を肯定的な言葉に置き換える場合、自分の気持ちとかけ離れ過ぎない、「できるだけしっくりくる」言葉を選んだ方がいい(P135)。

できるだけポジティブな言葉を、と思ってしまいがちだが、その時々の自分でしっくりくる言葉にすればうんざりせずに続けられそうだ。

著者の集大成とも言える1冊。アマゾンなどでも評価が高いが、残念ながら絶版になっているようだ。
いろいろやってるけどうまく行かないぞ、という人にはヒントになる本です。
私のアクション:アファメーションのポジティブ度を、しっくり来る程度に下げる
関連記事
読書日記:『意識の法則と6年周期リズム』


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

思考は自分の信念を土台に始まる(P57)

本人がそれを自覚するしないにかかわらず、人が行動を起こす時、信念を土台にして、思考し行動しようとする。

自分が意識しているとおり、自分が実感として体験し、信じているとおりの世界が実現している。

肉体は反応している(P75)

何気なく考えたり言葉にしたり行動している時、肉体はその都度
・自分の気持ち、気分
・感情
・五感
・肉体の反応の感覚
など、それに応じた反応をしている。こういったさまざまな感情や感覚を“体感”“実感”しているのだが、多くの人がそれを無視している。
しかし、この小さな意識レベルのミクロの差が、人生を大きく左右するのだ。

「意志を持つ」とは(P83)

(著者の定義)それば、自分がそうすることを「心から許しているかどうか」あるいは「心から認めているかどうか」を基準にしている。

例)風邪を引いて会社を休んだ時、「サボってしまった」と自分を責め、今後のことを考えて不安になっている

自分が頭の中で考えている「思考」とやっている「行動」とが一致していない状態。「本当はこうしてしてはいけないのに、こうしてしまう自分がいる」と、自分の思考と行動が不調和を起こしている。こんな時意識するしないにかかわらず、からだは不快感を覚えている。

自分がそのように行動しながらも、自分が気持ちよくそうすることにOKを出せない→「意志がない」

「焦りながら行動する」意識パターンがある限り、仕事が軌道に乗ることはない(P123)

「焦り」というのは、「自分の心の目は実態のない目標を凝視しながら、それが達成できていない状態」を表す。『意識の法則』からすれば、彼が信じているとおり、遠い未来の目標に気持ちが奪われ、現在は“不足”の状況を実現するからだ。

信じたものが実現する(P150)

こんな家庭環境だったから、S女は社会を「辛く厳しく悲しい」ものだと思い込んだ。ここで大事なのは、実際の社会がそうだというわけではない。家庭環境がそうだったから、それをモデルに、社会もそうだと彼女は自分に刷り込んでしまった。

自分の気持ちや意志を自覚すること=「自分の信念や生き方を肯定的に変える」重要ポイント(P158)

自分の意識を変えて人生の流れを変えていくには、「自分を中心に」して、自分に気づく作業が不可欠。

日々の些細な出来事が大事(P183)

相談者の中には、「こんなこと、たいしたことじゃないですが」と、些細なことにこだわる自分を恥じる人が少なくない。けれども、「日常の些細なことこそ大切」なのだ。

小さな日常で自分の意志や気持ちをおろそかにすると、結局、自分が自分の首を絞めていくことになる。日々の些細な出来事に目を背けていると、次第にそのほころびは大きくなってしまう。

日常の小さなほころびを手当てしていかないと、それは必ずエスカレートして「追い詰められるという形で直面せざるを得なくなる。

「流れを変えるには、まず、あなたが意志を持つ気持ちよさを実感し、そして気持ちよく行動すること」(P214)

人には自分を大事にする「責任」がある(P215)

自分を犠牲にするのも、相手を犠牲にするのも間違い(P216)

彼女は自分を犠牲にしてしまうほど、自分の価値を認めていなかった。どんな場合であれ、自分の価値を低めて相手に尽くすのは、好ましい行為ではない。

愛を持って責任を果たす(P216)

どんな自分であれ、自分の価値を認めて大事にする。どんな相手であれ、相手の価値を認めて相手を大事にする。結局これは同じことを意味する。

*1:岡田哲也著『人生に奇蹟を起こす直観力』に出てくる、身体に聞く方法。読書日記はこちら