まさしく「ピンと来た」感じだったのだが、予想以上にいい本だった。
◆目次◆
はじめに
あなたというパイプを、お掃除しましょう
浄化のきほん
自然のパワーをとり入れる
浄化を促すプチ習慣
空間を浄化する
もっとクリアーなわたしになる
自分を浄化するオマケ
ちょっと長めの感謝のあとがき
著者の矢尾こと葉さんは、「レイキ」という日本古来の手法を中心に活動されている方だそうで、私は今回初めて読んだが、著書もたくさんある。
さすがはタツコ・マーティンさんの本を出された出版社、この本もやさしい色使いとイラストで、とても読みやすい。
しかも、矢尾さんの言葉はおしつけがましくなくて、すぅっと心にしみる。
スピリチュアル系の本が苦手な人でも、抵抗は少ないと思う。私はなぜか「レイキ」と相性が悪く、レイキを押しつけられるとイヤだなぁ、と読み始める時にちらっと思ったのだが、まったくそんなことはなかった。
たとえば、こんな感じ。
あなたは、パイプです
この世のものはすべて気でできていますから、実は宇宙エネルギーはどんな人にも流れているのです。
パイプが掃除されたきれいな状態なら、宇宙エネルギーはどんどん流れ込んできます。でも、パイプがつまっていると、せっかくのエネルギーがぐぐぐ…と流れにくい状態になります。
(中略)
あなたというパイプをお掃除して、太くキレイにしましょう。
(中略)
パイプがキレイになると、喜びや豊かさがあふれるほど流れ込んできます。
(P16)
出入りの法則――出さなければ、入ってこない!わたしたちは、何かがうまくいかなかったり、状況を変えようとしたりするとき、「何が足りないのか」ばかりを考えてしまいます。
しかし、日本語の「出入り」という言葉は、「入」よりも「出」が先。つまり、インプットする前に、アウトプットしなくてはならないのです。
よい流れは、まず出すこと(手放すこと)から生まれます。
(P20)
日々の心がけや、取り入れるといいこと、意識しておきたいことなどがていねいに語られる。
「オマケ」には瞑想法、カラーやチャクラの解説、曼荼羅塗り絵、アファメーションなどがたくさん紹介されている。
バランスのいい本だと思う。
心と体の両方をケアするのは、これからの時代とても大切だと思う。
自分をいたわって心身ともに元気に過ごすために、おすすめです。
私のアクション:「ねばねば星人」卒業!
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読書日記:『自分浄化レッスン 21日間実践プログラム』
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
■自分でできる浄化の方法あれこれ■
やる気が起きない時は無理をしない(P23)
どうもカラダがだるくてやる気が起きないという時は、無理に動こうとしてもそれほど効果は上がらない。
「ああ、浄化デーなんだな。カラダががんばってくれているのね、ありがとう♪」くらいに思って、小食にしてたっぷりの水分と休息を取って、カラダが本来持っている浄化作用を助けてあげることが大切。そうすることで、不要なものが体外に排出される。
頭のてっぺんをやわらかくする(P28)
触って固くなっていると思ったら、指の腹で頭皮をぽぐしたり、髪の生え際を指圧したり、お風呂で頭皮をマッサージする。蒸しタオルで温めてからオイルを使うとリラックスできる。
あまりグルグルと同じことを考えすぎると頭皮が固くなる!
カラダの声に耳を澄ませる(P30)
ゆっくり深呼吸をして体に意識を向けると、カラダの声が聞きやすくなる。
以前の自分に合っていたものが、今の自分に合うとは限らない(P37)
今日は今日、明日には明日のベストな組み合わせがある。
自分に合うものを決めつけず、今の自分に合うものを取り入れる事を意識しよう。
雨を見つめる(P53)
雨の日に気が重くなり、出かけるのがおっくうになるのは、あなたの中にある不要なものが表に出てくるからかも。雨が、地球と一緒にあなたを浄化してくれている。
そんな日は無理をせず、雨音を聞きながらゆっくりすごそう。
手紙を書いたり、日記を書いたり。雨の日は、気持ちを整理するのに向いている。
時々窓の外に目を向けて、雨をじっと見つめる。雨と一緒に、不要なものが流れていくのを感じることができるはず。
月経中の過ごし方(P57)
カラダが掃除に専念できるように、月経の間はできるだけ安静にして、穏やかに過ごす。頭や目を酷使する仕事はなるべく避ける。お風呂は体力を使いすぎない程度に軽めに、体の汚れを落とす。夕食は軽めに、夜は早めに休む。
カラダからのメッセージを受け取るのにベストの時期。
ぶらぶら揺らす(P70)
自分の中にわき起こったネガティブエネルギーを抜く簡単な方法。肩幅くらいに足を開いて立ち、軽く膝を曲げ、頭から指先まで、関節という関節をゆるめてカラダ全体を揺する。この時骨と骨の間から汚れたエネルギーが振り落とされるのをイメージする。可能ならかかとも上げ下げする。
この時「あ〜〜!出た〜!!!」と声に出す。
しばらく揺らしていると、周りの空気がよどんでくるので、室内の場合はしっかり換気すること。
笑いが出てきたら終了。
※体を揺らすダンスやジョギングなどのスポーツもネガティブエネルギー抜きになる。
ぬり絵をする(P79)
塗り終わったらその絵をじっくり見る。思い浮かんだことがあったらメモしておくと、問題解決のヒントが得られるかも。
曼荼羅塗り絵は効果大。色の意味を調べるのもよい。
気になっていることがある時はノートに箇条書きする(P89)
これは「脳のお掃除」。そうすることでスッキリする。
白黒つけない(P126)
「GOODの箱」「BADの箱」以外に、「考えなくてもいいこと箱」や「どうでもいいこと箱」や「そんなこともあるよね箱」を作ってそこに入れてしまう。
ねばねば星人をやめる(P128)
「なきゃ」「ねば」「べき」が頭の中に充満していたら、苦しくなるのは当然。一掃する方法は簡単。
「やってもやらなくてもいいんです!」と宣言する。
同じことをグルグル考え始めたら、「ま、いっか!」「なんとかなるさ!」「すべてうまくいく!」と声に出して自分を安心させよう。ねばねば星人に支配されている時、頭は酸欠状態。ご注意を!
エネルギーの矢を抜く(P130)
何となく不調の時にすると効果テキメン。
カラダの気になる部分に矢をイメージし、実際に手を使って抜く。抜いたら、その矢は天に向かって放し、「ありがとう、さよなら〜」と満面の笑顔で見送る。エネルギーの矢は勝手に、持ち主に戻る。
この時、間違っても相手に投げ返さないこと。また返ってきてエンドレスで飛ばし合いが続いてしまう。
エネルギーの矢は、すぃーっとかわすのが一番。刺さった時もすぐに抜いて、さらりと受け流そう。
これであなたは、エネルギーの戦いから降りられる。
エネルギーの矢を回収する(P132)
知らないうちに誰かを刺してしまう場合もある。気がついたら回収を。
「わたしのエネルギー、戻っておいで〜」と言いながら、あちこちに飛んでいるエネルギーの矢を自分の方にかき集める動作をする。たくさんありそうな場合は、リールを蒔くように集めるのもよい。
身近な人とケンカをした時も矢を刺していることが多い。言い争いがすんだら、ごめんねと言いながら矢を回収すること。スッキリ丸くおさまる。