そう、なかなか読めなかったんです。
それは、つまらないからではなく、内容が自分と向き合うものだったから。
じっくり読みたいと思っていたら、こんなに時間がかかってしまった。
◆目次◆
この本を手にとったあなたへ
はじめに
こころがやすらぐ本 ※この部分の目次はありません
監訳者あとがき
著者、ルイーズ・L・ヘイさんと出会ったきっかけは、確か今年の初めに読んだドミニック・ローホーさんの『ゆたかな人生が始まるシンプルリスト』だったと思う*1。引用されていた言葉が気になって、図書館で借りてみた。
すると、借りてさっさと読んでしまうのはもったいないと感じ、(すでに絶版のため)マーケットプレイスで購入*2。
でも、やはり期限のある図書館で借りた本を優先して読んでしまい、なかなか手が回らず先送りをくり返す状態。
今回実家で療養することになり、体の問題には心も影響しているはずなので、この機会に読んでみることにした。
著者の生い立ちがとにかく壮絶だ。※くわしくはこちらのページをご覧ください(ただし、日本語が少し変)。
生後18ヶ月で両親が離婚。虐待や貧困、愛情の欠如の中で育ち15歳で家出。モデルの仕事を始め、結婚したがのちに夫から離婚を告げられる。
その後勉強してヒーリングを始めるが、やがてガンの宣告を受ける。しかし、心身の浄化を行うことで半年後にガンが消えた経験を持つ。
そんな自らの経験を通してたどり着いた智慧だからか、ひとつひとつのことばがとてもやさしく、心に染みる。
また、具体的なヒーリングの方法もいろいろ書かれている。
その中のひとつを試しにやってみたところ、即効果があった。
※ポイントのみ要約(P26-27)
人は怒りを飲み込み、溜め続けることで病気になる。
病を癒すためには、本当の気持ちを外に出すことが必要(その本人に向かって言えない時には鏡でもOK)。
やり方は次の通り。
思い浮かぶことをすべて口に出す。怒りが解放されるまでひたすら続ける。
その後、深呼吸をして「これを引き起こしているパターンは何なのか?」「変化を起こすために、わたしは何ができるのか?」と鏡を見てたずねる。
最後の「信念体系」を探り当てるのが一番むずかしいと思うが、私の場合は“昔取った杵柄”であっさりたどり着けた。自分の根本的な問題が形を変えていただけだったことがわかり、大きな収穫だった。
読んでいるうちに気持ちが楽になり、リラックスしてくる。私の場合は、緊張していたのが緩んだ感覚があった*3。ふだん自覚はしていないが、自分に対してずいぶんひどい扱いをしていたなあ、と反省したくなった。
いろんなものを手放していくと、どんどん自分が好きになれそうだ。
人生で起きるさまざまな問題のほとんどは、自分を嫌っているからだ、という説がある。それが本当なら、この本を読んで自分を好きになればずいぶん楽に幸せになれそうだ。おそらく、著者はその境地に達しているのだと思う。
順番に読んでもいいが、オラクルカードのようにパッと気になったページを開いてみるのもいいと思う。
ただ、この本は「アファメーション」として使う目的で書かれているのに、肝心なアファメーションの言葉が、時々それに向いていない形*4になっていることがあり、それが残念。
アマゾンのレビューを読んで知ったが、この本はカードになっていて、日本語に訳されたものもあるそうだ。アファメーションカードの内容は、この本を訳したものではありません(12月19日訂正)。ただ、似た感じの内容なので、同じ目的で使うことは可能だと思います(個人的見解です)。
アファメーションとして取り入れたいなら、カードを使った方がいいかもしれない。
私はまだ見てないので、買ったらまたご報告します。
→購入後の感想はこちらをご覧ください(12月19日追記)。
「自分を解放したい」けどいろんな本を読みすぎて混乱している人や、むずかしいことが苦手な人は、ぜひ手に取ってみてください。
『改訂新訳ライフヒーリング』も今読んでいますが、こちらから読んだ方がやさしくていいと思います。
私のアクション:アファメーションカードを買う
※この本のメモはありません