毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

作り上げられた「日常」が楽しめます☆☆☆

※現在は文庫『架空OL日記 1 (小学館文庫)』(¥576)『架空OL日記 2 (小学館文庫)』(¥514)になっているようです*1

NHK・Eテレの「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」という番組をよく見ている。
先月、「バカリズム×森山直太朗」の回*2があり、とても面白かった。その中で話題になったあるブログが書籍化されていることを知り、さっそく借りて読んでみた。


※この本に目次はありません。2006年1月〜2006年6月までの日記です

関西に住んでいながら、しかも幼少期にいた九州でも吉本新喜劇は放送されていて、父親が欠かさず見ていたにもかかわらず、「お笑い」にまったく興味のない私。
時々面白いと思うのは、だいたい関西の匂いのしない人だ。


バカリズムさんは、そんな私にとって貴重な芸人さんのひとり。何気なくテレビで見た「都道府県の持ち方」のネタでお腹がよじれるほど笑って以来、注目している。


最近では脚本を書いたり、番組でビデオを撮ったりと多方面に才能を発揮されているが、「架空のブログを書いていた」という話を、今回森山さんとの対談で初めて知った。
それが、「架空升野日記*3。「升野」というのは、バカリズムさんの本名。

架空のあるOLの日常を毎日ブログに書いていたそうだ。対談で、その細かさに驚いた。「OLだから更新は毎日だいたい夜の同じ時間。でも、金曜日は休みの前の日だから時間は遅くしていた」そうだ。
ここまでリアルを追求した結果、本当にいる人のブログだと勘違いしたコメントもあったという。
一体どんな内容なのか、気になりますよね。


書かれているのは、本当に何てことのないOLの日常。職場の同僚と帰りにケーキ食べたり、ごはん食べて上司の悪口を言い、太ったと言ってはジムに通い、地元の友だちとダラダラ過ごして日曜の夜に憂うつになったり。

あまりにリアルで、読んでいるうちに「架空」ということを忘れてしまうのだ。
登場人物もキャラが立っていて、次にどんな話題で登場するのか楽しみになってくる。


不思議なのは、男性なのにどうしてこんなにOLの日常や心理がわかるのか、ということ。更衣室内のやりとりなど、どこかから観察していたんじゃないか、と疑いたくなるくらい。


実は私、「今日はこんなことがありました〜」といった自分の身の回りのことしか書かないブログを「サバの味噌煮ブログ」*4と呼んで、できるだけ関わらないようにしている。そんなことを書いて許されるのは芸能人くらいだ、と思うからだ。


でも、この「架空升野日記」は、“まさにアメブロ仕様”なのに面白いのだ。毎日更新されている時なら、きっとのぞきに行くのが楽しみになっていたと思う。
私の“常識”を疑うきっかけになってくれた。


役に立つことは何も書いてありません。でも、けっこう笑えて、元気ももらえます。
強いて言えば、女性なのにほぼ全員が野球にくわしすぎる*5ことと、女性ばっかりなのに陰口やグループ的な負の面が感じられないのが架空かな、とは思いますが。
買って読む本ではないもしれませんが、むずかしい本を受け付けない時や、バカリズムさんの架空ワールドに迷い込んでみたい人はどうぞ。
私のアクション:読ませる“サバの味噌煮ブログ”の要素は何か、考えてみる
※この本のメモはありません

*1:まったく同じかは未確認です。すみません

*2:12/20にアンコール放送があったようです。リンク先はこのためのページなので、リンク切れする可能性があります

*3:今は更新されていませんが、以前の分は読めるようです

*4:昔ある人が、「今日の晩ごはんはサバの味噌煮♪」とだけ書いていたことに由来

*5:実際の20代女性は、プロ野球の12球団名を全部挙げられない人も多い