毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

人生の“ハード”なところをくぐり抜ける☆☆☆

※文庫版あり→『ハードボイルド/ハードラック (幻冬舎文庫)』(¥ 494)
デッドエンドの思い出 』がとてもよかったので、読んでないものを読もうと思って図書館で借りた1冊。
この頃はまだ「吉本」名義で、表紙の絵はエッセイなどにたびたび登場していた奈良美智さんだ。


※目次はありません。
「ハードボイルド」「ハードラック」の2作品が収められています

「好きな方」と「好きじゃない方」に分けるとしたら、こっちは「好きじゃない方の吉本ばなな」だ(個人的な好みです。すみません)*1。全集の「オカルト」というタイトルの巻に納められているのも、何となくわかる。
2作品とも、全体に黒い影に覆われているような暗さがある。


でも、ばななさんの作品はいつもそうだが、どんなに暗い設定の時にも、きちんと生きている人が出てくるのだ。大地に根が生えているというか、殺しても死なないというか、圧倒的存在感で生きている人が。
それがじわじわと救いになっている気がする。主人公にとっても、読み手にとっても。

どちらかと言えば、「ハードラック」の方がより設定はきついのに、まだ読みやすかった。


どちらも「ハード」な作品です。でも、好きな人はすごく好きだと思います。
死がとても近いところにあり、幽霊などいろいろ出てくるので、夜中に読むのはあまりお勧めしません。

でも、ときどきすごい箴言みたいなひと言があるので、吉本作品はやめられません。
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読書日記:『デッドエンドの思い出』
※この本のメモはありません

*1:正確に言えば、「苦手な方」