<実践>とあるが、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の要約のような本だった。
◆目次◆
まえがき
あなたも「箱」に入っていませんか?チェックリスト
あなたが知っておくべきこと
■『自分の小さな「箱」から脱出する方法』より抜すい第1部 「箱」という名の自己欺瞞の世界
1 相手が自分をどう感じているか
2「私」には特権がある?
第2部 人はどのようにして「箱」に入るか
3 自分だけが気づいていないこと
4 相手のことを「ひどい人間」だと感じるとき
5 持ち歩いている箱の中身を検証する
6 もしも、相手が「箱」に入っていたら…?
第3部 「箱」からどのようにして出るか
7 いつでも変わることができるという真実
8 箱の外の場所を探す
9 状況を新たに考え直す
10 箱の外にとどまる知ったことに即して生きること
私の「箱から脱出」ものがたり
あとがき
借りてみてびっくり。他の本に比べてずいぶん薄い。
最近、ベストセラーになるとよく「図解版」が出たりするが、あんな感じだ。
内容はほとんど同じ。引用はすべて『自分の小さな「箱」から脱出する方法』から、とただし書きもある。
カラーで、図もあって、一見してわかりやすい。少し記入式のワークのページもある*1。
私は、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』のストーリーに引き込まれて一気に読んでしまったので、もしこっちを先に読んでいたら、そこまで感動できたかちょっと自信がない。
ただ、翻訳ものが苦手、ずっと文字だけを読むのが苦手*2、という人にはこちらの方がわかりやすいかもしれない。
ただ、ざっと見て内容が同じとわかったので、速読でいいや、と30分を目標に読んでいたら、意外に新鮮なところもあった。先月読んだのに忘れているか、ちゃんと理解できていなかったのだろう。
つまり、ポイントを的確に押さえるにはいいかもしれない。ストーリーだと、自分の確認したいところにたどり着くのが大変だからだ。
要約版にこの値段は少し高いと思いますが*3、ニーズに応じて使い分けてください。
基本的に、両方読む必要はありません。
※この本のメモはありません
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