毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

言葉は身体を作っている☆☆☆

他の「断捨離本」と同様、かなり待ってやっと読めた。

――この本、実はやましたさんが「ずっと書きたかった本」なのだそうだ。


 

◆目次◆
Prologue さあ、言葉も片づけてみようか!
第1章 「めんどくさい」「つまらない」「しょうがない」私が片づけたい三つの言葉
第2章 「行かない」「行かれない」「行きたくない」じつは、自分をないがしろにしている言葉
第3章 「忙しい」「大変」「疲れた」ポジティブへの言い換えでは解決しない
第4章 「お金がない」「時間がない」どうせなら「ある」関係を築きたい
第5章 「大丈夫」「ごめんなさい」「お蔭さまで」そこにある人生の記憶
第6章 「めんどくさいから」「つまらないから」「しょうがないから」もしかしてそれは「踏ん張り時」のサインかもしれない
おわりに

家よりも、もっと身近で大きな影響を受けるもの。
それは「言葉」。

……自分がどんな言葉の環境の中に身を置いているか。そのことを意識する方がもっと重要なこと(P14)。

自覚なく、無意識に使っていながら、実は言葉にコントロールされているかもしれないのだ。

だが、言葉は環境の中でも「自分で変えられる環境」。だったら意識して変えていきましょう、というのがこの本の趣旨。

 

タイトルにもなっている「めんどくさい」。これは最終章でかなりこだわって展開されているが、実は元になっているのは「プロフェッショナル・仕事の流儀」での宮崎駿監督の言葉だった*1

世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ。

出典 宮崎駿(2013年8月26日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

※こちらからお借りしました
「大事なことはたいてい面倒くさい」NHKプロフェッショナル宮崎駿のことば――NAVERまとめ

宮崎監督は、番組中何度も「めんどくさい」「あぁ、めんどくさい」と言っていた。そう言いながら、せっせと絵コンテを描いたり、スタッフが描いたセル画を修正したりしていた。

見た当時は一般的な「めんどくさい」とは少し違うように感じたので、正直言ってこの章は「何だかなぁ」という印象だった。

 

それはともかく。
言葉が体に作用し、日々何げなく使う言葉が体を作っているのだ、というのはとても重く響いた。
使う言葉の選択は、環境の断捨離よりも簡単に、速くできる、ということも。

断捨離よりも、手っ取り早いのだ。これをやらない手はない。

 

書いてある内容をそのままおすすめするわけではありませんが、言葉の重要性に改めて気づかせてもらった。
断捨離が肌に合う方は、どうぞ。
私のアクション:まず、自分の口癖に気づく

 


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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
※この本に関しては、かなり言い回しを変えてあります*2。ご了承ください。

自分の気持ちをごまかさない(P47)

自分の気持ちに添わない言葉を無自覚に使わない。他人に自分の気持ちを隠したい時も、意識して戦略的に使おう。
そうすれば、「自分の気持がわからない」ことはなくなる。

「できるか、できないか」ではなく「したいか、したくないか」(P56)

「できるかしら…」と思った時は、「できるかどうかは、やってみなくちゃわからない」「したいか、したくないか、どっち?」と自問する。

「したい!」「する!」「できた!」の順(P57)

「したい!」という答が湧いてきたなら「する」。「する」を重ねていけば、やがて必ず「できた!」という結果がついてくる。

「したい」と思ったら、すぐ「する」に言い換える。
例)「英語の勉強をしたい」→「英語の勉強をする」
少しでも進歩したら、「できた!」と評価する。

「お金がない」→「持ち合わせがない」(P110)

「今、私はこの場でたまたまお金を支払う分ほど持っていないが、どこかにはある」というニュアンスになる。仮に今はなくても、将来にはある可能性も含まれる。
→「持ち合わせがない」という言葉は、「ない」分と「ある」分をごまかさずに表現できる。

言いっぱなしではなく始末をつける。やりっぱなしではなく始末をつける(P153)

言葉は身体に作用する(P168)

「思います」では肚に力は入らない。「します」という宣言に変えてみると、力が入る。
強く願っているなら、「したい」「したいと思います」と遠慮がちに言う必要はない。

*1:本の中では番組名は明かされていません。たまたま私は見てノートにメモしていたので

*2:どうも私はやましたさんの選ぶ言葉と相性が悪いようで、そのままメモできませんでした…。今にしてわかる、私が断捨離のムックを一押しした理由。あれは出版社の方が編集しているので、「やました色」が一番薄かったのだと思われます…