毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『失敗することは考えない』メモ

今の肉体的、また精神的な状況を把握することに重きを置いている(P112)

球場入りしてからそれを確認する時間が必要。

慌てないために準備する(P112)

私は「物事はつねにゆとりを持って、余裕がないとダメ」な人間。切羽詰まってしまうと慌ててしまい、いい結果が出ない。そのため、自分が準備する時から余裕を持った行動をするようにしている。

自分に余裕がないと、どうしても周りの環境に飲み込まれてしまう。でも、余裕を持っていれば、自分のことを客観的に見ることができて状況がちゃんと見える。
だから、せかせかしない、慌てない。常にそういう状況を作るように準備をしている。

100%の準備(P118)

結果というのは、どう転ぶかわからない。100%成功する人間なんていない。でも、私は準備については100%のことをしている。朝から野球のことを考え、監督の意図を汲みながら、全部読みながら、つねに成功率を上げることをやっている。
それに対し、それを上回った選手や相手チームがいたら、それはもう拍手するしかない。
だから、たとえ結果が伴わなかったとしても悔いはない。だから、また次に行ける。

集中しすぎない(P119)

人間はひとつのものに注意を集中しすぎると全身の筋肉が固まってしまい、かえって動けなくなることがある。心に余裕を持つということ、自分の中で一歩引いたところから達観するようになったことは、すべて素早い反応、素早い動作をすることにつながっている。

己を知っておけば、今日は何をするべきかが明確にできる(P130)

それを決めない時や、自分の状態をしっかり把握せずに練習をしてしまうと、そのつど、場当たり的な判断が求められ、迷いが生じる。
私にとって、それは準備不足。

思うように行かない時は(P134)

それは自分でうまく折り合いをつけてやっていくしかないので、しっかりと受け止める。ただし、あまりマイナスととらえないようにすること。今あることをマイナスに捉えるよりも、それを生かして後々しっかりプラスに変えるようなことを自分で考え、実行していくこと。

道具はシンプルイズベスト(P192)

バットはしっかりアベレージを残せるよう、振りやすくてシンプルなものを使っている。形状をいじり過ぎると、その日の体調や感覚の変化などが、バットから感じ取れなくなってしまう。「何かおかしいな?」と感じた時に、バットがシンプルなものであれば、それをものさしにして自分の状態を確認できる。

小中学生に「道具はどこのメーカーがいいですか?」と聞かれたら(P194)

「このブランドがいい」という固定観念はやめて、とりあえず全部はめるなり履くなりしてください。「あこがれの選手が使っているから」といっても自分にとって合うか合わないかはわかりません。自分の感覚で「これがいいな」と思ったものが、その人にとって一番いい道具になると思います。

人の話すことを聞いて、素直に試す(P199)

そうした体験をくり返すことで、自分の引き出しが増えていき、今試しているものを過去に試したものとを組み合わせるなどして、また別の方法を思いつくこともある。
そうしていかないと、柔軟性がどんどん欠如していくのがもったいない。

「できない」と言っている人は、頭で理解したところでストップしている(P203)

自然と動けるようになるまで取り組んでいないからできないだけ。