毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『「やさしさ」という技術』メモ

邪悪なことを考えてもいい(P52)

さまざまな宗教の指導者が私たちの頭に叩き込もうとしている「悪い考えを持つのはよくない」というメッセージは忘れよう。邪悪なことを考えても罪悪感を覚える必要はない。悪いことを考えるだけでうっぷんが晴れれば、悪い考えを実行に移さずにすむかもしれない。

大切なのは気持ちではなく、行動である(P53)

もし行いがよいものであれば、動機は二の次だ。

内なる攻撃性に屈するかどうか、決めるのはあなた自身(P98)

他人(親、同僚、学校の友人)の行動によって傷つけられた時、感情に流されるか、自分の人生をきちんとコントロールし続けるかを決めるのは、あなた自身。
負の感情を持つのをやめることはできない。だが、そこからどうするかを決めるのは、私たち自身。

人間同士の協力作業は、快感を高めるドラッグと同じ生理的効果を脳にもたらす(P125)

私たちが協力し、他人を助けるのは、ある意味では快感を得られるからなのだ。

人は自分がいい扱いを受ければ、自分も周りの人を大事に扱おうとする(P127)

あなたが仲間によい行いをすればするほど、仲間もあなたによい行いをしてくれるようになる。

愛を重視すればするほど、人は幸せになれる(P157)

41の国を対象にした調査でも、成功と愛には大きな相関関係があることがわかっている。愛を重視すればするほど、人は幸せになれる。しかしながら、お金に高い価値を置いている人の場合は、正反対の相関関係が成り立つ。お金を重視すればするほど、不幸になるのだ!

著者の考える成功の定義(P167)

「成功とは主観的な体験で、自分自身の心の中でのみ定義されうるものである」
(中略)
結局のところ、意味のある人生を生きていると感じられることが、成功の基準として一番大切なことなのだ。

成功者になるための2つのアドバイス(P168)

ひとつは、やさしい人になること。
もうひとつは、ものごとを判断する際、常にやさしさを基準にすること。
このふたつは、仕事にも社会生活にも精神面にも影響する。人生で成功するには、これらすべてがうまくいっている必要があるのだ。

「気前よくあること」の中でも特にむずかしいのは、他人の成功を心から喜ぶこと(P178)

私たちは自分と他人を比較しがちで、自分はそれほど不幸ではないと思いたいがために、他人の不幸や失敗を望むことさえある。
この点については、私たちは考えを改めるべきだ。というのも、他人の成功を喜ぶ寛大さがなければ、自分も成功することはできないからだ。※内心と違う言葉をかけても、相手や周囲は敏感に感じているもの

他人の成功を喜べるようになれば、自分の成功だけを喜ぶよりも、よりいっそう幸せに気分になれる。

誰かに攻撃されたら、やさしさと公平さで対処すれば、あなたは勝者になれる(P187)

衝突の相手に対してではなく、あなた自身に対する勝者に。

世界には「人にエネルギーを与える人」と「人からエネらギーをもらう人」の二種類がいる(P206)

後者は自分の力を出し惜しみしていて、それを強めようとはしない。前者は、自分のエネルギーを他人に分け与えても、エネルギーが尽きることはない。私たちは、前者になる道を選べるのだ。