毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

マインドをきれいにすれば、心にゆとりができる☆☆☆☆☆

たすくまのことを調べていた時に知ってから、時々お世話になるjMatsuzakiさんのブログ
マインドフルネスの定義を調べていてたどり着き、目に入ったのがこちらのページだった。
始めてみた。瞑想――jMatsuzaki

紹介されていた宝彩有菜さんの本が読みたくなって検索したところ、残念ながら地元の図書館にはなかった。
それで著書リストの中から違う瞑想の本を予約したのだが、その時に発見したのがこの本。

「感情って整理できるの?」と単純に疑問がわき、一緒に予約したら先に順番が回ってきた。私にとってはとてもいい本だった。


◆目次◆
第1章 「手ごわい感情」とは
第2章 感情の種類と整理術
第3章 体を使った感情整理術&心の反転方法

※4タイプ
A てんぱりトリ(爆発的占有)
B 根暗なオオカミ(堂々巡り)
C 暴れクマ(戦闘態勢保持)
D ぐうたらブタ(データ整理怠惰)

著者によれば、「手ごわい感情」*1には4つのタイプしかないという。もちろん、細かく見ていけばもっと増えるが、大分類は4種類と考えればいい。

この、タイプ別の解決法をていねいに教えてくれるのだ。「整理できるの?」という疑問には、「整理できます」と断言できる。今まではやり方を知らなかっただけで、適切にタイプを分け、対応すればスッキリするという。しかも、さまざまな感情の索引が巻末についているので、「なんだかモヤモヤするな、スッキリしないな」という時は、索引から今の感情に近いものを選んで該当するページを読めばいい。とても実用的だ。

ここで言うタイプというのは、「あなたはAタイプ」みたいなものかと思ったらそうじゃなかった。人によってこれが多い、という傾向はあるものの、すべての人が4種類全部を抱えていると思ったほうがよさそうだ。


読んでいて納得したのは、「怒りのエネルギー=運動エネルギーだから、体を動かして発散すればよい」こと。
そういえば、Dr.タツコ・マーティンさんの本にもあった*2
しくみを知れば、意外に単純なのかもしれない。


この本で一番の収穫は、「歩行禅」(またはウォーキング・メディテーション)のやり方を学べたことだ。
今まで、茂木健一郎さんや中野裕弓さんの本で読んで興味はあったものの、具体的な方法は書いてなかったので、うまくできなかった。


感情は思考のあとをついて発生する。つまり、思考を止めれば感情は発生しない。思考やマインドのつくるプログラムを見直し、いらないものを手放すことで感情の発生を防ぐことができるという。
(この本で言う「マインド」は“頭で考える機能”という意味で、「思考」の元になるものだ*3。最近よく読んでいる久瑠あさ美さんの「マインド」とは違うので、注意が必要)
マインドをきれいに片づけておけば、感情は暴走しにくくなるのだそうだ。


マインドをきれいにするコツは「棚上げ」。今、自分にこんな感情があるんだ、と自覚したら、「あとで考えよう」と棚に上げてしまう。それをくり返すと何も考えていない瞬間がやってくる。
これを積極的・体系的に行うのが瞑想のようだ。マインドや感情をきれいにすることが楽しくなったら、瞑想の本も読んでみるとよさそう。


この手の本にありがちな宗教色は一切ない。思考の説明などは、小池龍之介さんの本に近いので、仏教寄りなのかもしれないが、そういうものが苦手な人でも、抵抗なく読める。
脳科学とも、心理学とも違う、不思議な本。

唯一残念なのは、せっかくカラーできれいなのに、イラストが何というか、かわいくない。女性向けではないのかもしれないが、もったいなく感じた。


いろいろ考えてしまってしんどい人や、考えなくていいことが頭をぐるぐるかけ巡る人は、ぜひ読んでみてください。
私のアクション:くり返す恐怖には、「なぜ恐怖を感じるのだろう?」と疑問を持つ
■レベル:守 

*1:“手ごわい”とは、複雑に絡み合った、とかこじれたといったニュアンスです。すぐに解消できないものを指します

*2:たしか『母の呪縛から解放される方法』か『「エナジーバンパイア」から身を守る方法』に、怒りはサンドバックや枕を叩いたり、縄跳びや外を走ってくるだけでもいい、とありました

*3:以前読んだ宗教系の瞑想の本では、「マインド」はネガティブな意味で使われることが多く、この本でも同じ意味合いです