「感情」は「思考」が先行して起こる(P10)
思考は「ジェット機」、感情は「飛行機雲」と考えるとわかりやすい。
すべての感情の前には、その感情を起こす思考が必ず走っている。
飛行機雲は時間が経てば、しだいに薄れて自然に消えてしまう。ところがジェット機がいつまでも飛行機雲を作りながら飛んでいると、飛行機雲が消えることはない。飛行機雲を消したければ、ジェット機の飛ばし方を変えなければいけない。
「自分」と「感情」は別物(P14)
「感情は変えられない」と思いがちだが、じつは変えられる。感情に先行する思考は自分の今までの学習や経験、考え方、解釈などが元になっているだけだからだ。
(中略)
好き、嫌いなど精神的な感情は、自分の肉体ではなくプログラム通りに走った思考によって起こっている感情。つまりプログラムや思考の見直しで変えることができる。感情は、自分自身とは別物。
不要な恐怖を起こすプログラムを見直す(P50)
トラウマ的な恐怖は、「クエスチョン積み上げ方式」でプログラムを削除する。
まず、特定の恐怖を感じるたびに、「なぜ恐怖を感じるのだろう?」と疑問を持つ。疑問の「?」をその恐怖のプログラムにつけておく。「?」がたくさんたまってくると、マインドは自動的にチェックに行き、現在もし必要がなければそのプログラムを削除することがある。