毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

今日を「素晴らしい日」にする生き方☆☆☆☆


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フランス人は10着しか服を持たない
大和書房 (2015/04/22)
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2014年に大ブームになった本。当時、図書館の予約数がものすごかったので、ほとぼりが冷めてからと思っていたら、こんなに遅くなってしまった。
タイミングに関係なく、今読んでも素晴らしい本だった。


◆目次◆
Introduction 日常が突然、特別なものに見えてくる

Part 1 食事とエクササイズ
Capter1 間食はシックじゃない
Capter2 食べる喜びを我慢しない
Capter3 面倒がらずに体を動かす

Part 2 ワードローブと身だしなみ
Capter4 10着のワードローブで身軽になる
Capter5 自分のスタイルを見つける
Capter6 ノーメイクみたいにメイクする
Capter7 いつもきちんとした装いで
Capter8 女らしさを忘れずに

Part 3 シックに暮らす
Capter9 いちばん良い持ち物をふだん使いにする
Capter10 散らかっているのはシックじゃない
Capter11 ミステリアスな雰囲気を漂わせる
Capter12 物質主義に踊らされない
Capter13 教養を身につける
Capter14 ささやかな喜びを見つける
Capter15 質の良さにこだわる
Capter16 情熱をもって生きる
訳者あとがき

同じ頃に書店でよく見かけた『服を買うなら、捨てなさい』と同じようなコンセプトの本なのかな、と思ったら違っていた。
原題は“Lessons from Madame Chic”、決して服のことだけではなく、レッスンは生き方全般に渡る。


著者はカリフォルニア出身の女性で、大学生の頃に半年間、パリに留学したという。その時のホームステイ先がシック家。もちろん仮名で、生き方すべてがシックだったことから来ている。
著者は奥様のマダム・シックから多くの影響を受けたそうだ。
シック家は貴族の家柄で(と言ってもパリ16区なので、お城などではなく広めのアパルトマン)、毎日を特別なもののようにとても大事に暮らしていたそうだ。

マダム・シックは朝5時半に起きて朝食を作り、家族揃って食べる。夕食はデザートまで手作りの本格的なディナー。休みの日も家族全員がパリッとした服装をしていて、著者はホームステイしていた半年間にマダム・シックのナイティ姿を見たことがないそうだ*1


私が印象的だったのは、それだけ豪華な夕食を毎日とっているのに、誰も太っていなかったという事実。著者はその理由をふたつ挙げている。
ひとつは、日常よく体を動かしていた、ということ(フランス人はジムに通ったりしない)。徒歩で買い物に出かけ、家事をこまめにこなし、アパルトマンにはエレベーターがないのでせっせと上り下りする。
もうひとつは、間食をしないこと。夕食を思う存分楽しむため、食事以外の時に食べたりしないのだそうだ。

それ以上になるほど、と感じたのが食事中にカロリーを気にしたり、「これを食べたら明日は走らなきゃ」などのネガティブなことを言わない、という話。心ゆくまで味わって食べるから、太らないのではないだろうか。


タイトルの「10着しか服を持たない」という話も、やはり生き方の問題と関わっている。
フランス人は、自分に何が似合うかをよく知っている。だから、似合う服を必要なだけ持っていればそれですむ。マダム・シックはいつも同じような服装をしていたという。流行を追ったり、いつも同じ服ばかり着ていると思われる、と気にしたりしないのだ。
それなら、確かに10着あれば足りるのだろう。これはマダム・シックだけではなく他の女性*2も、シック家のご主人や息子さんも同様だったとか。

「服の数を減らす」のが先ではなく、「自分に何が似合うか」を知った結果、持っている服が絞られる、ということだろう。


きっと、これがパリの女性の秘密だな、と思ったのは「ありのままの自分に満ち足りる」という言葉。

フランス語のbien dans sa peauというフレーズは、直訳すれば「自分の肌に満足している」、ひいては「ありのままの自分に満ち足りている」という意味。
フランスでわたしが出会った多くの女性たちは、まさにこのフレーズを体現していた。彼女たちには自信があって、自然体だった。
(中略)
自分のスタイルを知って、しっかりとそれを貫いていると、そんな至福の状態になれるのだと思う。変に自意識過剰になったり、くよくよ後悔したりすることもなく、晴れやかな素敵な気分でいられるのだ(P89)。


著者はカリフォルニアに戻ってからも、マダム・シックやパリでの生活で学んだことを自分なりに消化し、ふたりの女の子の母親になった今でも実践しているという。
何をするかではなくて、どんな風にするかが大事なのだ。

各章ごとに具体的なアドバイスがあるので、気になるところから始められる。
ワードローブ計画のほかに、ヘアスタイルやメイクの話、片づけまで、女性の暮らしのほとんどをカバーしている。


日々の暮らしに何となく満足できない、ついつい「あれも足りない、これも足りない」と思ってしまいがちな方はぜひ読んでみてください。
女性向けの内容ですが、家族も読んで感動していたので、男性もどうぞ。
私のアクション:「自分のスタイルを表す一語」を決める
■レベル:守

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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:足元までの素敵なガウンを着ていたとか

*2:ボーイフレンドのホームステイ先のマダム・ボヘミアンヌも、いつも彼女らしい服を着ていたそうです