毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

フロー・リーディング=正しい流し読み☆☆☆☆

※ [Kindle版] はこちら

家族が借りてきた本。印南さんの書評は気に入っていて、できるだけ読むようにしているので、どんな風に書評が書かれているのかが知りたいと思い、読んでみた。
ライフハッカーの書評は日曜日以外毎日更新されているし、他の媒体にも連載を持たれているので、1日に1冊以上読んでいる計算になる。普通のやり方ではたぶん間に合わないんじゃないか。何か秘密がありそうだ、と考えたのだ。

なかなか斬新な方法が書いてあった。


◆目次◆
はじめに なぜ「1ページ5分」の遅読家が年700本の書評家になれたのか?
第1章 なぜ読むのが遅いのか?――フロー・リーディングの考え方
第2章 なぜ読む時間がないのか?――月20冊の読書習慣をつくる方法
第3章 なぜ読んでも忘れるのか?――読書体験をストックする極意
第4章 流し読みにもルールがある――要点を逃さない「サーチ読書法」
第5章 本とどう出会い、どう別れるか――700冊の選書・管理術
終 章 多読家になって見えてきたこと
おわりに 10年後には「7000冊の世界」が待っている

はじめにお断りしておくと、私はたぶん「遅読家」ではないと思う。速読の講習にも行き、フォトリーディングなど、他の方法を試したこともある。
「本当に読むスピードが遅くて困っている人」とは受け止め方が違うかもしれない。
それでも、面白かったし、役に立つ考え方もたくさんあった。


印南さんによれば、読むのが速い人と遅い人の違いは実は技術の問題ではなく、意識の問題なのだそうだ。

  • 遅読家というのは能力の有無ではなく、読書のとらえ方に由来している(P200)
  • 「本を速く読める人」と「遅くしか読めない人」がいるのではなく、「熟読の呪縛から自由な人」と「それにまだとらわれている人」の違い(P34)。

 遅読家というのは、読書に対する「真面目さ」を捨てきれない人のことです(P42)。

内容を一字一句逃すまいとする。100%理解したい、頭に入れたいと思う。これが読むのに時間がかかってしまう原因だという。


そこで、印南さんが提案しているのが、新しい読み方「フロー・リーディング」だ。

  • ストックに対してフロー。

フロー・リーディングとは「その本の中に書かれた内容が、自分の内部を“流れていく”ことに価値を見出す読書法」。

  • この本のゴールは「音楽を聴くように本が読める」状態を作ること(P39)。


一字一句すべてを取り込みたい、と思うのがストック型読書なのに対し、フロー型読書は、読んだ中の1%が残ればいい、残すべき1か所を探すという読み方だ。この辺は『10分間リーディング』など、キーワードで速く読む方法と同じだった。
この、自分にとって大切な1センテンスをいかに探し、絞り込むかというプロセスが面白い(下のメモにあります)。


一番印象に残ったのが、「1日1冊読む」計画を立ててしまうこと*1。1週間分、毎日どの本を読むか決めて、ノートに書いてしまう。そうすると、締切効果で案外読めてしまうそうだ。
その方が、自分のものになりやすいとも書いてあった。確かに毎日少しずつ時間をかけて読むよりも、「明日返さなきゃ!」と一気に読んだ本の方が、意外に記憶に残っていることが多い。


印南さんはこの方法で、今では年間700冊読んでいるそうだ。
仕事だから「読まざるを得ないところに追い込まれる」というアドバンテージ(?)はあると思うが、私たちでも工夫すれば年間300冊くらいは読めそうだ。
ちなみに、本が増えすぎた場合の選別方法も書いてあり、こちらも試したくなった。


1年間続ければ、きちんと自分のものになった1センテンスと感想をまとめたノートができる。「フロー・リーディング」なのに、自分の1年分の努力はきちんとストックされるのも面白い。
12冊ごとに振り返る日を設けることで、年間1位の本も選べる。

本を読むのに時間がかかる、という自覚のある人はもちろん、もっと効率よく読みたいという人にもおすすめです。
私のアクション:1週間単位の「読書プラン」を立て、1日1冊読み切る
■レベル:守 

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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:週に1日はあえて空けておき、じっくり読む本(小説など)を読む日にするそうです