毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

80点以上の自分をキープする☆☆☆☆

少し前、宝彩有菜さんの本『感情の整理術』を読んでいたのを見た家族が、図書館で同じようなタイトルの本を見つけたから、と借りて来てくれたのだ。

タイトルはほぼ同じだが、書いてある内容はまったく別*1。でも、不思議にこのタイミングで読めてよかった、と思える本だった。


 

◆目次◆
はじめに 人生の“あらゆる場面”が好転する「感情の整理術」
プロローグ 感情の整理ができる人、できない人は、人生でどんな差がついてしまうのか?

1章 “安定感抜群”の人になる――「誰からも信頼される人」のプラスαの共通点
2章 クヨクヨ・イライラしない人になる――“不機嫌な自分”と縁を切る
3章 誰からも好かれる人になる――自分の感情をコントロールし、相手の感情にも気を配る
4章 強運体質の人になる――感情が整うと、自然に「いい運」がめぐってくる!

著者は元ANAのキャビンアテンダント。それも、トップVIP*2担当に抜擢され(5000人の中からわずか5人)、特別フライトは100回を超える、というすごい人だ。
さぞ抜きん出て素晴らしい人だったのだろう、と思うが、ご本人はその理由として意外なことを挙げていた。
それは、「いつも安定していたから」なのだそうだ。著者だけでなく、ほかの4人も目立たないがしっかり仕事はこなし、信頼感のあるタイプだったという。
この本では、仕事をする上で評価につながる、「感情を安定させるために著者が心がけていること」を教えてくれる。

 

著者によれば、「仕事でクレームを受けやすいタイプ」にはある共通点があるという。それは、「身だしなみがきちんとしていないこと」だそうだ。同じ制服を着ていても、違いは出るのだとか。
たとえばCAは髪をアップにしてまとめていることが多いが、その後れ毛をきちんと整えているかどうか、くらいの違いでも信頼感は違ってくる、という話には驚いた。

 

また、人間関係も仕事をする上で避けて通れないポイント。特に、CAは初対面でいきなりチームになって仕事をしなければならないケースも多く、上手な切り抜け方も必要になってくる。
自分の感情を乱さないためにどうすればいいのか、気をつけるポイントは何か、という現実的な策の数々は、とても参考になった。

 

一番心に響いたのは「自分に気配りできない人は、仕事に対する気配りもできない」という言葉(P48)。人が誰かを評価する時、見ているのは実は「その人が自分にどれだけ気を配っているか」なのだそうだ*3
“自分をあと回しにして人のことを優先する”ような姿勢がいいのかと思ったら、まったく逆だったとは。

 

ほかにも、自分のストレスケア対策など、いろんな点から「感情を整理してうまく切り替える」「自分を機嫌よく、安定させる」方法が載っています。
「自分を大切にする」のが苦手な方に特におすすめです。
私のアクション:いつも姿勢よくする
■レベル:破 元CAの方によくある「マナーや対人関係を説く本」とはひと味違い、現実的で踏み込んだ内容です。

 

次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

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※こちらも元CA・吉原珠央さんの本



*1:宝彩さんのは、ベースが瞑想なので

*2:皇室の方々や海外首脳陣など

*3:もちろん、身だしなみもそのひとつ