毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方』メモ

瞬間トップスピードを習慣化する=「タイガー・ジェット・シン方式」(P31)

ともかくいきなりトップスピードで行動に移す。
タイガー・ジェット・シン(プロレスラー)は、リングに入るやいなや、セレモニーを待たずにいきなり戦闘を開始することで知られる。

時間とは、圧縮する、つまりやることの密度を濃くするほど、内容の質が高くなる(P45)

脳は、「自分の課題」だと実感した時に初めてやる気を出す(P115)

小学生の頃、母親に「まだ宿題やってないの?」と言われたとたんにやる気がなくなったのはそのため。
こんな時ほど、「課題変換」が必要。
人から言われたからやっているという「他律の課題」を、「しっかり宿題をやれば勉強がわかるようなり、将来の夢である職業に就ける」という自律に変換することで、前頭葉の回路が「自分からやろう」という意識に切り替わる。

今、一番重要なことは何なのか、それを判断しながら瞬時に自分の舵取りをしていく脳のバランス感覚を養っておく(P165)

「瞬間切り替え」で圧倒的な実力が身につく(P170)

何かの仕事をしていて、突然誰かに新たな頼みごとをされる。そしてすぐさま、今の作業をパッとやめてパッと次の作業に向かう。
1秒ごとがむずかしければ、最初は1分単位でもいいので、パッと全然違う文脈に脳をシフトする練習をしておく。すると、脳の該当部位が鍛えられて、余計な準備時間も節約できる。


■深く考えない方が、うまく行く!
・大事なのは、あまり深く考えないことを習慣化する(P21)

・脳の前頭葉には「努力するために使う回路」的な部位がある。この回路が活性化している=がんばっている状態。
しかし、この「努力する回路」を使うと脳のエネルギーを消耗させるため、疲れてしまう→習慣化したり継続したりすることには向いていない=がんばり過ぎると習慣化しにくい(P22)
→目の前の努力を「がんばる行為」と意識せず、何も意識せずに行えるよう「習慣化」することが成功への近道

■自分との対話が大切
・仕事をしていても、メンタルな問題を抱えてしまう人は、自分と対話できていないのでは、と感じる(P126)
・自分との対話がイメージしにくい場合は、「自分のことをもう1人の自分が横で見ている感覚」=メタ認知でもよい(P162)
・自分との対話を練習することは、ストレスのない人生を送るという意味でも有効(P163)

■フローに入るコツ
・フローに入ることは、何より「緊張との闘い」と言える。
フローに入るためには、心身共にリラックスしていないといけないので、緊張してしまうとどうしてもフローには入りにくい(P138)
・物事に慣れていくためには「うまくやってやろう」という意識を捨て、「もう、なるようにしかならない」とある意味での開き直りも必要。
とにかく自然に任せる、流れに任せようということで無心の状態になり、自ら緊張を解きほぐすことで、技術も成果も上がっていく(P140)
・秘訣は「他人を見ないこと」。
脳に抑制をかけず、人生をフロー状態で生きていくためにとても必要(P141)

■「がんばる」を使い過ぎない
・がんばろうという気持ちは、脳のロケットエンジンのようなもの。エンジン噴射の瞬間はがんばれるが、それだけ燃料も減ってしまう(P148)
・周りから「あの人はいつもがんばっている」と思われている人は、実は「がんばる」のペース配分がうまい。ここぞという時に一気に集中できるだけの余力を残している。
がんばれない人ほど、余計なところでロケット噴射をしてしまい、力を無駄に使い果たしているかも(P149)

■いつもと同じ所作、行動で脳を「無の境地」に
・仕事をバリバリやっている人や勉強をがんばっている人は、実はふだんから仕事や勉強について深く考えていないし、また考えないようにしている(P151)
・“いつもと同じこと”をやることで脳の無意識は整えられていく。
宇宙飛行士は訓練時、(同じことを繰り返して無意識でできるところまで慣れることで)どんな極限状態であろうと脳に負担をかけず、冷静・適切に問題に対処できるための作業システムを作り上げている(P152)

■脳にやわらかいToDoリストを作る
・必要なのは状況を読みながら、瞬時に「一番重要なこと」に目を向ける判断力。
常に頭の中で、「ToDoリストのイメージ」を変化させていくことが肝心。
それと同時に、「おそらくリストのすべてをやることはできない」と認識していることも大切(P154)
・毎日始業時に、何にどれくらい時間を振り分けるか、その日の仕事を見通すトレーニングをする(P155)

・秒単位で脳のToDoリストを意識する
(例:講演会で新幹線で秋田まで出かけるなら)
秋田までの新幹線の移動時間は、1秒ごとの時間の集合体だから、「その間、何と何をやるべきか」ということを、ちょっと深く考えることが重要。
「分刻み」ではなく「秒刻み」で考えると、朝起きてから寝るまで、いかに自分のスケジュールが隙間だらけかということに気づく。

・「時間」という大切な資源の管理人は自分、という意識を持っておく。
自分の脳内で、タスクのせめぎ合いを始めてみる。タスク同士が脳内で力の奪い合いをしているイメージ(P158)。

・「自分が今やっている仕事はひとつだ」という認識から、「処理すべき案件が無意識下で湧き上がっているイメージ」に変える。
脳のしくみから考えると、意識は多重構造。目の前でやっている作業と並行して、意識の奥で別のことに注目している(これが無意識の部分)(P159)


・映画のように「イメージングする」
複数の行為を同時に処理するコツは、「イメージの力」を借りること。
朝起きてから夜寝るまで、まずひとつながりのイメージを持つ。そして「今は、あえてこれをやっている」ということを自覚しながら、次の行為をイメージする。
1日の仕事や勉強の流れを「イメージ」でとらえることにより、脳の中で順々に「次の仕事」が意識されていく。
ここで言う「やわらかいToDoリスト」とは、イメージ、つまり画像や映像が連なったリストと考えるとよい(P167)。

・毎日の献立のようにリストをイメージする
自分との対話によって、当面の課題をイメージでとらえる。すると「短期的なビジョンに何があって、中長期的なビジョンに何があるのか」が頭の中に見えてくる。
毎日の食卓のように、「昨日は肉を食べたから、今日は魚にしよう。ちょっと野菜が足りないかな」といったイメージと同様のもの(P168)。