先日読んだパッションテストの本にEFTのことが出てきたので、そういえばちゃんと知らなかったな、と思い何か本を読んでみることにした。
地元の図書館で待たずに借りられるEFT関連書はこれしかなかった、というのがこの本を選んだ理由。
借りてみて初めて、内容が「引き寄せの法則」中心の内容だったことに驚いた。
これも引き寄せかも、と思って読んだ。
◆目次◆
はじめに
第一章 引き寄せの法則ってなに?
第二章 引き寄せの法則・10のステップ
第三章 EFTでネガティブとお別れしよう
第四章 さらに引き寄せの法則を学ぶために
第五章 引き寄せの法則 Q&A
おわりに
あとがき
著者のブレンダさんはEFTジャパンの代表で、日本での第一人者。
だからもちろんEFTのこともくわしく載っている。
EFTとはEmotional Freedom Techniquesの略で、日本語に訳すなら「感情解放テクニック」となります(P75)。
ごく簡単に言えば、鍼灸のツボに当たる部分を、指でタッピングすることで心身に働きかけるセラピーだ。
深刻なPTSDなど症状が重い場合は専門家に頼む必要があるが、この本を読めば、簡単な問題なら自分でアプローチできるようになる。
ただ、この本でのEFTはあくまでツールの位置づけで、「EFTを使っていかに引き寄せの法則を起こすか」がこの本のテーマだ。内容の半分以上が「引き寄せの法則」に関することになっている。
なので、「引き寄せの法則」解説本としても優秀だ。
「いかにポジティブでいられるか」が望む未来を引き寄せるカギなのだ。
人は意識しなければネガティブに傾きがち。それを手放すのにEFTを使いましょう、というのがブレンダさんの提案だ。
望まない状況や感情を変えるのにEFTは有効だという。
タッピングをしながら、まず「変えたい状況・感情」を言葉にし、その後「望む状況・感情」を口にする。
ネガティブな言葉から始めるセラピーはめずらしいが、ブレンダさんによれば「ネガティブをタッピングで叩き出すイメージ」だそうだ。
また、ブレンダさんは長年の経験で、タッピングを行いながら口にする「言葉選び」が重要だと気がついたという。
そして、私はEFTのセッションやセミナーを日本で行っているうちに、言葉による状況の認識の仕方で、解放への道に進む速さに大きな差が現れることに気がつきました(P77)。
そこで、この本では「深くアプローチできる言葉の選び方」にかなりのページを割いている。
個人的には、ポジティブでいるためのコツや、自分を大切にするとはどういうことか、がわかったのが大きな収穫だった。「引き寄せの3つのA」や「大切にするもの4つの優先順位」など(どちらも下のメモにあります)が特に印象に残った。
自分の願望をオーダーしたら手放すことが大切、とはあらゆる「引き寄せの法則」本に書いてあることだが、叶えたい気持ちを持ち続けることで不安になったり、叶う形*1にこだわりすぎてネガティブになるのを避けるため、という解説には納得した。
EFTを知りたい、という人が最初に読む本としては「?」ですが、引き寄せの法則が理解でき、すぐ実践できるので、その意味ではいい本です。
「引き寄せの法則」がうまく使えない、なかなか自分のものにならない、という人は読んでみてください。
私のアクション:ポジティブな1日にするために、朝気分よく起きることを心がける
■レベル:破 やさしい言葉で書いてあるのでむずかしくはありませんが、“EFTを使って「引き寄せの法則」に働きかける”というテーマなので、EFTの基本を学べる本を読んでからの方がよさそう。
次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
*1:結果として、自分の考えたのとはまったく違うプロセスで叶うことが多いので、そこにこだわると叶わなくなることも