毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

長期戦で「好きなこと」を「仕事」にする☆☆☆

そこにあった「60歳になった時、月に10万稼げる人を目指す」という言葉が印象に残り、図書館で予約。
先立ってこの本も出ていたことを知り、お金と働き方は切っても切れないだろうと思って先にこちらを読んでみた。

前向きな気持ちになれる、いい本だった。

 

◆目次◆
はじめに
第1章 人生の目的 働く意味を考える
第2章 働き方をシフトする 逆転するための戦略を立てる
第3章 スペシャリストの道 自分軸を持つことが出発地点
第4章 貧困にならない生き方 もっと稼げる自分になるには
第5章 お金の使い方 女が豊かに暮らしていくということ
第6章 社会とつながる ひとりぼっちの恐怖に負けるな

「60〜65歳で定年、あとは年金で生活」という考え方はもう古いのだそうだ。
そして、それはどこかに所属して働くという「雇われる、使われる」考え方。
からしんどい。
自分の好きな仕事をしていれば、ずっと働きたいと思えるという。

今までは「働く=雇われる」だったが、これからは「働く=自分で稼いでいく」というパラダイムシフトが起こりつつあるのだ。

同時に、女性には結婚・育児や介護など、働きたくても働けない、ライフステージによって働き方を変えざるを得ない時期もある。
それにも柔軟に対応できるという。

 

「好きなことを仕事にする」のってむずかしそうですよね?
でも、著者の提案は「長期スパンで考え、少しずつ夢に近づいていく」作戦。
5年、10年かけて、自分のやりたいことに近づいていけばいいのだという。
「これならできるかも」と思える。

 

同時に、自分の考え方、意識も少しずつ変えていく必要がある。
有川さんはまず「ライフビジョン」というものを考えるよう勧めている。どうなりたいのかが具体的に描けると、どうすればそれに近づけるか、自然に行動できるようになっていくそうだ。

 

今やっている仕事を少しでも好きになるとか、きちんと仕事をすることで周りに評価されるなど、実績を積んでおくことも重要、など現実的な話もきちんと書いてある。

「年をとっても何かできる仕事はあるでしょ」とのん気にかまえて今なにも行動しなければ、老後破産や生活保護まっしぐらになる危険もあるのだ。

著者は20代の頃、職を転々としてなんのスキルもない、みたいなところから少しずつステップアップしてきた人なので、説得力がある。

 

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』や、『超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略』を思い出した。
いよいよ時代が変わってきたことを実感。

 

自由業から雇用者へ出戻りの私には耳の痛いところもあるが、逆になぜ自分がダメだったのか*1、問題点を見せてもらえてよかった。
当たり前のことしか書いてないとも言えますが、有川さんの文章は押しつけがなく、とても温かいので元気になれます。
少しでも思い当たるところのある方は、ぜひ読んでみてください。

 

私のアクション:「ライフビジョン」をもう一度考えてみる♪
■レベル:守

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

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*1:一番は「長期的なプラン」がなかったこと