毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

「前向きな気持ち」を作り出す方法☆☆☆

※ [Kindle版] はこちら

家族が借りてきた本。著者は『スタンフォードの自分を変える教室』で一躍有名になったスタンフォード大学の心理学者。多数の著書を出版し、精力的に活動を続けている。
この本は去年の秋に出たもの。以前読んだ『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』がなかなか骨の折れる本だったので、恐る恐る読み始めたが、この本はずっと読みやすかった。


◆目次◆
第1章 成功を、どう引き寄せるか
Lesson 1 スタンフォード大学の学生が「成功する理由」
Lesson 2 時間管理術について
Lesson 3 人は見た目が9割! ? 成功する服装・スタイル
Lesson 4 生産性を上げるポーズ

第2章 人間関係を、どう築くか
Lesson 5 職場の人間関係について
Lesson 6 雑談の効用
Lesson 7 どう、謝るか
Lesson 8 「他人がどう思うか」気にするメリットとは?
Lesson 9 「言葉」と「行動」を一致させる
Lesson 10 チームに貢献するコミュニケーション

第3章 やる気(モチベーション)を、どう出すか
Lesson 11 やる気(モチベーション)をどう高めるか
Lesson 12 新年の目標設定
Lesson 13 「目標を現実にする」モチベーションを育む

第4章 マイナス(負)の感情・状況に、どう対処するか
Lesson 14 「悪循環」を断つ
Lesson 15 「自信がない」と悩む人へ
Lesson 16 妬みの感情
Lesson 17 陰口について
Lesson 18 「不安」を逆手に取る
Lesson 19 “あがり症"を克服する方法
Lesson 20 「中毒・依存」から抜け出すには

第5章 ストレスを、どう力に変えるか
Lesson 21 ストレスとうまくつき合う
Lesson 22 ストレスを武器に変え、成長する方法

第6章 リーダーシップを、どう育てるか
Lesson 23 リーダーシップの身につけ方
Lesson 24 不正行為をしないために
Lesson 25 フィードバック(評価)の伝え方

監訳者あとがき

この本全体に共通するのは、自分を受け入れることの大切さ。

スタンフォードの自分を変える教室』でも触れていますが、受容の姿勢を持つことによって、自分の中にある素晴らしい力や洞察力にアクセスすることができます。そこでも、いかにストレスを包容して、力に変えていくのかを書いています。これは革命的なマインドセットではありますが、本当に苦しかったこと、辛かったことと直面せず、「自覚しない」やり方では、本当の意味でストレスを包容することにはならないのです(P274)。

引用したレッスンではストレスがテーマだったために「ストレスを包容する」という話になっているが、テーマが失敗であっても、謝罪の方法でも、根本にあるのは「まず現状と向き合い、それを受け入れること」なのだ。そうすることで、初めて人は成長できる。


著者はベストセラーを何冊も出しているので、つい「立派で高潔な人」のように思ってしまうが、この本では著者は自分のさまざまな失敗や片づけが苦手といった弱点までオープンにし、そこからどう成長してきたのかを率直に書いている。読者は親しみがわくし、自分に引き寄せて考えることができる。

ほかの著書に比べて読みやすく感じたのは、この本が日本の雑誌に連載されたもの*1だからだろう。
内容も日本人向けなので、取り入れやすい。


この本で初めて知ったことも多いが、一番印象に残ったのは最後のレッスン25「フィードバック(評価)の伝え方」。
これを知っているだけでも、部下を持つ人は仕事のやり方がまったく変わると思う。
まるでカウンセリングのようで、こんな上司がいたらどんどん成長できるのではないだろうか。


レッスンは全部で25。それぞれのレッスンの最後には「ポイント」がまとめられているので、全部読むのが負担に感じるなら、先にポイントを読んで自分に必要だと思ったらレッスンを読めばいい。

どちらかといえばTIPSとかハックといったものに近いですが、何かを変えたいけど大変なことはちょっと、という人におすすめです。
私のアクション:「休憩」の名目でネットに逃避する前に、自分にとって大事なことをひとつする
■レベル:破 ※他の著書とは切り口が少し違うので



以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:日経ビジネスアソシエ』2014年6月から2年間掲載