毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『効率がすべて』メモ

他者の価値観で動いていれば、情熱が生まれず、自分の能力が下がってしまう(P20)

他者の感覚で基準を決めない。これは、目標を達成するためのスピードを速める秘訣。

価値観を明確にするためには、自分のミッションが必要(P32)

ミッションとは、あなたの使命。言い換えると「何のために生きるのか」「自分の価値とは何なのか」
決断のスピードを上げる秘訣こそ、ミッションを明確にし、決断に迷わないこと。ミッションが決まればすべての選択は、即断即決になる。
「この選択は、ミッションの達成につながるか」という明確な基準に従って、シンプルに行動を選択するだけでよい。

「ビジョン&ワークハード」(P35)

山中伸弥教授がアメリカ留学時代、当時の所長だったマーレー先生から教わった言葉。
「成功する秘訣を教えてあげよう。それはVWである」と語った。Vはビジョン、Wはワークハードの頭文字。マーレー先生は続けて「君たちがハードワークをしているのはよく知っている。では、ビジョンは何だ?」当時の山中教授は明確に答えられなかった。

それをきっかけに、深くビジョンについて考え「どんなに腕のいい医者でも治せない、脊髄損傷やALDなどの病気を治すためだ。基礎医学というのは、研究することによって、今治せない患者さんを、5年後、10年後、20年後に治すための仕事だ」と定めたという。
ハードワークは、ビジョンと常にセットでなければならない。

ビジョンとは、自分の使命が達成された時のシーンのこと(P36)

つまり、ミッションを達成した時の自分の姿。

まずは、失敗を頭の中で経験するというトレーニング(P69)

手術でも、講演会でも、プロジェクトを進める時には、まずは頭の中でシミュレーションをする。はじめから終わりまでのイメージをしながら、起こりうる問題と向き合っていく。
そして、事前に痛みを感じ、物事を成し遂げる上でスムーズに行かなそうな点に対応する策を考えていく。
イメージなので、現実の世界で起こる問題とは違いがあるかもしれないが、失敗を恐れないための訓練になるし、行動の質を上げることにもつながる。

仕事に没頭するコツはいつもより1か所だけこだわってみる(P73)

ひとつ上の仕事に仕上げていく。
いつもより少し仕事にかけるエネルギーを大きくしなければならないようにすると、仕事に没頭できる。

自信とは、自分の内側からわき上がるものでなければならない(P75)

自分の内側から生み出すエネルギーなら、なくなることはない。

人は予想しうる結果に“行動の質”を合わせていく(P77)

すべてはうまく行く、という前提のもとで仕事をしていくくらいでちょうどいい。できる人は、無条件で自分を信じている。できなかった時の記憶や、未来のリスクにとらわれることがない。

できない心配をするよりも、やらなければならない環境をつくる(P77)

頭角を現す人は、どんな仕事が来ても躊躇なく引き受ける。自分自身を常に信じているからだ。チャンスが巡ってきたら、自分に経験や実績などがなくても、どんどん挑戦してみよう。
やるしかない環境に身を置くと、文字通りやるしかない。それをやってのけるための情報を集め、方法を考え、行動の質を上げるのが人間。

生産的な人は、過去3日間のパターンから“やらないこと”を決める(P84)

まずやってみて欲しいことが、直近3日間の自分のスケジュールを確認してみること。
自分の時間を分析してみると、やらなくていいことをやっている時間が確実にある。
そのやらなくていいことの中で一番ボリュームを取っていることを、まずやめてみる。
そして、それをやらないことで生まれる時間に、やるべきことを入れる。

できる人は、タクシーに乗っている時に運転手が道に迷っても怒りをぶつけない(P90)

道を間違えたことを怒っている時間がもったいないからだ。タクシーの中では仕事ができるので、怒る代わりに何かを生み出そうとする。
お金は稼げばいいし、遠回りになった時間は有効に使えばいい。料金で損した以上の価値を生み出せばいい、とわかっている。

時間とミッションを連動させる(P91)

ミッションと関係のない時間を過ごしている時は、基本的には時間を浪費していると捉える。

批判されるのは、自分が成長している証拠と考えよう(P105)

誰もやらないことをやれば、必ず反発が起こる。しかし、批判を恐れて行動をやめてしまえば、結果を得られることは一生ない。
批判を気にして、萎縮して、行動をやめてはいけない。
あなたを批判する人は、あなたの人生に責任を持ってくれない。自分の人生は自分で責任を取るしかない。

批判されたら、「なかなかいい傾向じゃないか」と思おう(P107)

結果を出せない人は、他者からの批判を気にして、共感してもらえるような行動を取る。
しかし、結果を出す人は、結果を出せない人に批判されることを、喜びと感じる。

挫折しない人は、要所要所でいったん立ち止まっている(P127)

自分の続けている行動の方向性が間違っていないか、今どの段階まで来ているのかということを確認する。
ゴールに近づいている確信や小さな結果を噛み締めなければ、人は何ごとも続けられない。

自分がある程度満たされていないうちは、人に与えるべきではない(P151)

自分が何も持ち得ていない段階で、人に与えていると、自分の中の不足感、欠乏感をどんどん大きくしてしまう。本来の意味での利他の精神は芽生えずマイナス。