オーソドックスな内容だったが、リストの作り方や使う時のポイントがおさらいできてよかった。
◆目次◆
はじめに――リストがわたしの人生を変えた!
第1章 さあ、リストで自分の人生を取り戻そう!
第2章 リストの定番! ToDoリストをつくろう
第3章 ToDoリストを使ってビジネスで成功する!
第4章 夢をかなえるためのリストいろいろ
第5章 リストを使えば、家庭もうまくいく!
第6章 人づき合いもイベントもリストにお任せ!
第7章 人生をアウトソーシングしよう!
第8章 今すぐ、デジタルで行こう!
おわりに――最後のリスト
巻末付録 あなたにもきっと役立つリスト
著者はアメリカのTVプロデューサー。職業柄、チェックリストは欠かせないという。
ある時、引っ越しをするためにチェックポイントをリスト化して持っていったところ、いい物件を契約できたことから、仕事以外にも「チェックリスト」を使うようになり、今では「リストマニア」を名乗るまでに。
チェックリスト好きのバイブル『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』も登場するので、チェックリスト本の基本はほぼカバーしていると思う。
仕事には使えても、日々の生活にチェックリストをどう使うのかがむずかしいところだが、著者の工夫を見せてくれるので参考になる。
問題は、この本がアメリカ人向けであり、日本人の生活にはあまりフィットしていないこと。巻末にきっかけとなった引っ越しリストを始め、さまざまなリストの例を載せてあるのだが、あまりピンと来ないものが多かった*1。
これだけスマホが普及した時代なので、デジタルで使えるリストアプリも複数紹介してくれている。併用することも可能だそうだ。
ただ、著者自身は手書きすることが好きで、毎日のリストはノートに書いている。
読みにくくなったらこまめに書き直す、手で書く方が脳の助けになる、という言葉が印象に残った。
今までチェックリストはたくさん作ってきたが、なかなかうまく使いこなせなかった。
日々をシンプルにするためにリストを作り、使うんだなという当たり前のことに気がついた。
著者によれば、ありとあらゆることはリストにできるという。自分の性格の問題点をリスト化し、少しずつ克服した人の例も出ていた*2。
すでにリストを使いこなしている人にはもの足りないかもしれませんが、基本的なところから見直したい、うまく使っている人の方法を知りたい、という人には役に立つはずです。
私のアクション:書き込みが増えてリストが読みにくくなったら、こまめに書き直す
■レベル:守
※いい書評記事があったので参考に貼っておきます。
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
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