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[読書日記] 鈍感な世界に生きる敏感な人たち☆☆☆

【2021.5.9UP】※内容は、読んだ直後に書いた「下書き」をもとにしています

HSPという言葉をネットで知り、「もしかして自分はこれかも?」と思った。
探したところ、地元の図書館にあったのがこの本。

最初に読むのが第一人者エレイン・N・アーロンさんの本じゃないのはどうかな、と思ったが、HSPがどういうものなのか知るには充分でした。


◆本の目次◆
HSPチェックリスト
はじめに――多くのHSPをカウンセリングし、自身もHSPである著者より
第1章 鈍感な世界に生きる「敏感な人」とは
第2章 「敏感な人」が抱えやすい心の問題
第3章 「鈍感な人たち」とうまく付きあうには
第4章 「敏感な自分」とうまく付きあうには
あとがき――HSPへの贈りもの
謝辞
参考文献
HSPのためのアイデアリスト

著者はデンマークの心理療法士。自らもHSP(Highly Sensitive Person)であり、たくさんのHSPをカウンセリングしてきた人だ。

巻頭に、著者が開発したHSP自己診断テストが付いている。
何かと生きづらいHSP。
しかし、ただ敏感なだけで、劣っているわけでも、異常なわけでもないという。


5人に1人がHSPと言われているそうだ。
意外に多い印象だが、やはり世間は非HSP(この本では「タフな人」と表現されています)が圧倒的多数。

自分の身を守り、安心して暮らすためにはコツがある。
自分の傾向を知り、気をつけるポイントがこの本にはたくさん書いてある。
※メモにまとめてあるので、参考にしてください


巻頭のテストではバリバリHSPになった私。しかし、対人関係の注意点を読んでもピンと来なかった。
初対面の人と話をするのも、職場で昼休みに話すのも今は特に苦手意識がないので、もしかしてHSPじゃないのかも?と不安になった。


すべてがすべてのHSPに当てはまるわけではないので、自分に必要なところだけピックアップして読めばいいのかもしれない。
(一部社交的なHSPもいるそうですし、環境が整えば社交的になれる、とも)


鋭敏な感覚を活かし、意識してそれを楽しむ機会を作ることでリラックス、というのが新鮮。
こんなことをするといいそうです。

●自然を慈しむ
●クリエイティブでいる
●ほかに何もせずに哲学的な考えをめぐらす時間を持つ
●体にいいことをする
 (走ったり、ダンスしたり、マッサージに行ったり、泳いだり、お風呂か足湯に入ったり)
●あなたの知覚に快楽を与える
 (自分用にいい香りの花を買ったり、おいしいものを食べたり、見ると嬉しくなるものをまわりに置いたり、好きな音楽を聴いたり)
●動物と過ごす
●日記か詩か本を書く
●芸術鑑賞をする、または自分で芸術作品を創る
●深くて質の高い人間関係を築く


HSPは自尊心が低いことが多いというくだりには、当てはまることが多くて納得。
悪循環を断ち切るために、自分にやさしくする練習をする(自分にできなければ、家族や身近な人のつもりで手紙を書いたり、心で声をかけたりする)というのは、すぐにでもできそう。
時間はかかるかもしれないが、自分を変えられそうだと感じた。


生きづらさを感じている人は、実はHSPかもしれません。
心当たりがある方は、読んでみてください。

【おまけ】巻末の参考文献リスト※邦訳されているもののみ
4062105357 4925253840 4003365518 4062178591 
4622021978 4826990421 4062141027

私のアクション:「滋養の時間」をもつ
■レベル:破 


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