毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

あなたも「運のいい人」になれる!☆☆☆☆

とても面白い、しかも人生を変えてくれそうな本だった。

◆目次◆
はじめに
PART1  あなたは運のいい人?
第1章:運のパワー
第2章:ラッキーな人生、アンラッキーな人生

PART2  運を鍛える四つの法則
第3章:法則1:チャンスを最大限に広げる
第4章:法則2:虫の知らせを聞き逃さない
第5章:法則3:幸運を期待する
第6章:法則4:不運を幸運に変える

PART3  幸運な人生をつかむために
第7章:幸運のレッスン
第8章:幸運のワークショップ
第9章:より幸せな人生をめざして
原注
訳者あとがき

この本が生まれるきっかけは、著者自身の「運の良し悪しは、生まれつきなのか?」という素朴な疑問。
もちろん、そこは大学教授、今回もきっちり実験やインタビューなどで結論を導き出している。
最初は知能と関係を考えて知能テストをしたり、予知能力があるのかとみんなで宝くじを買ってみたりしたが、運のいい人、悪い人*1で結果に差は出なかったという。

 

じゃあ何なのか。
実は、運のよしあしは考え方・受け止め方なのだ。たったそれだけ?と思いそうだが、この本を読めば納得できる。

運は魔法の力でも、神様からの贈り物でもない。そうではなく、心の持ちようなのだ。どのように考え、どのように振る舞うかなのだ。私たちは「運のいい人」「運の悪い人」として生まれてくるのではなく、幸運や不運の大半は、自分の考え方や行動によってつくりだすことができる(P216)。

同じようなできごと、人生でも「自分は運がいい」「自分はついてない」と思う人に分かれるのだ。

具体的に、運のいい人になるには「4つの法則」がある、と結論づけている(目次の法則1〜4がそれ)。さらに、具体的なポイントを12に分けてある。
はじめにノートを用意するように書いてあり、読みながらワークがある。それに取り組んでいくと、12のポイントのうち、自分の弱点はどこなのか、わかるようになっている。

もちろん、運のいい人も悪い人も不運に見舞われることはある。違いはその時の反応なのだそうだ。
運のいい人は切り替えがうまく、引きずらないのが大きな違いだという。
事実は受け止め、「で、どうする?」と行動できる。能動的、自発的になるのが運のいい人になるポイントのひとつ。

 

印象的だったのは「落ち着いてリラックスしている人の方がチャンスを見つけやすい」という話。
集中しすぎは逆効果なのだそうだ。
たとえば、実験で「新聞の中の写真を数えてください」という課題を出す。この新聞の中に「気づいた人には○○ドル差し上げます!」という大きな広告を出していたのに、被験者はみんな課題に必死で広告は見逃してしまったのだそうだ。
これに似た状況が日常でも起こっているという。気持ちに余裕があった方が何かとうまくいく、ということだ。

 

ノートを用意した真の理由は、8章を読めばわかる。7章までに書いてあったことを踏まえ、運をよくするための30日間のレッスンがあるのだ。
9章はそのレッスンに取り組んだ「運の悪い人」が、どんな風に変化したかが書いてあり、やってみたくなる。
この時、大切なのが12のポイントのうち、ここまでのテストでわかった自分の弱点。弱いところを伸ばして、バランスよく運のいい人を目指すようになっている。

悪いことが巡ってくる率は変わらない。それをどう受け止め、切り替えていくか。
考え方はある意味クセなので、30日間でかなり矯正できるようだ。

ここまで運のよしあしに踏み込んだ本、さらに運をよくする方法を教えてくれる本はないと思う。
文庫も出ているので、30日間のレッスンに取り組み、ぜひ運のいい人になってください。
私もやってみます!
私のアクション:朝のアファメーションと、寝る前の「夢に願う」*2
■レベル:破 
【参考】勝間和代さんがこの本(文庫版)を紹介した記事がありました。「投資」に絞った内容になっていますが、ポイントがうまくまとめられています。  

www.nikkei.com

 

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

book.yasuko659.com

 

 

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*1:客観的な判断基準がないので、これは自己申告です

*2:他の本では「メンタルリハーサル」と呼ばれる手法です