毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』メモ

 

投資信託は半分ずつ買う(P65)

損をするのは嫌いなので、買おうと思っていた金額の半分弱だけ買った。なぜ半分なのかというと、もっと安くなったら、その時点で新たに投資するための資金を残しておきたかったから。ドルコスト平均法という投資手法にちょっと似ているが、何年もの間、値段がいくらでも買い続けるわけではないので、それとは違う。しいて言えば逆張り、まあ平均購入価格が下がればいいという考え方。
(中略)
わかりやすく言うと、大勝ちも大負けもしない。中勝ちを狙い、中負けにとどめる。こんなのんびり気分の投資手法であれば、毎日の生活をデイトレーダーのようにモニターとにらめっこする必要はほとんどない。

お金を鎖につながない(P72)

将来入ってくるお金のことは将来の時点で決められる自由=選択肢を残しておく。お金を鎖につながないことはお金とのつきあい方の王道。

本当に高かったのか、安かったのかはあとになって決まる(P78)

ものもサービスも、買った時に高い安いと思うが、本当に高かったのか安かったのかということは……その商品をどれだけ愛し、使ったかによって決まる。
正価で買ったものでも、長く愛用すれば結果として安く、半額のバーゲンで買っても、数回しか使わなかったら高くついたことになる。

誰よりも先に流行に乗っかることで安く上げる(P83)

流行の洋服を正価で買う。そして、シーズンの半分くらいまでそれらを着て楽しんだら、ネットオークションやフリーマーケットに出品して売ってしまう。具体的なタイミングは、お店がバーゲンを始める前。
これは間違って買った、要らない服だったと思った場合も同様、すぐに見切る。
※著者は村上春樹さんの小説を発売日に購入し、その日のうちにネットオークションに出したそうだ。10日以内に自分が読み終わってから送る、という条件をつけて。それでも定価より400円安い価格で売れたという。

ファミリーレストランでは「戦略的価格商品」を頼む(P94)

たとえば、同じハンバーグステーキでも380円のシンプルなものがある一方で、ひとつフライが増えるだけで600円の価格設定になっていたりする(利益追求型商品)。
レストランは380円のハンバーグステーキで安いイメージを消費者に持ってもらい、ひとつフライが載っている商品を注文してもらって利益を増やそうとしている。

国民年金は2年前納がおトク(P131)

口座振替のみで2年分でおおよそ1万5千円ほど割り引かれる。
2月末までの手続きが必要。年金事務所に電話して書類を取り寄せ、記入して返送すればよい。あとは4月末に銀行口座にきちんと残高があるようにするだけ。
※2年前納ができない場合は、クレジットカードがお得。金額は600円ほど高くなるが、カードのポイントが18万円分つくことになり、払い忘れもなくなる。こちらも2月末までの手続きが必要。

夫の扶養をはずれても、社会保険に加入した方がトク(P136)

厚生年金は老後になった時、国民年金より多くの年金額が支払われる制度であり、老後の生活を支えてくれるもの。さらに、毎月の保険料は会社が半分負担してくれる。また自己負担分は毎年の確定申告で税金の還付対象になっている。
厚生年金の加入期間は数年と短い期間であったとしても、保険料を払った実績は将来の年金額にプラスされる。(中略)厚生年金など社会保険の完備された会社に勤めると、毎月の給料以外に将来もらえる、今は見えない給料(年金など)も支払われると考える。

民間の生命保険料はできるだけ少なくし、その分貯蓄する(P157)

貯蓄さえあれば、入院しなくてはならない時には、病気のために使えばいいし、70歳過ぎても健康でシャキシャキしていたら、旅行や趣味のために使えばいい。貯蓄とは、自分のいざという時の保証でありながら、困ったことがなければ楽しいことに使えるお金になる。

どうしても家を買いたいなら、マンションは中古がオススメ(P164)

マンションの資産価値のひとつは管理状態。
ゴミ、掃除、住宅のまわりの植栽などが、どのような管理状態になっているのかがわかるのは、マンションが建って数年経ってから。自分が購入するマンションのお隣や上の階がどのような方なのかも見て回れる。
実際の物件の間取り、日当たり、眺望、通風、水回り、日頃の騒音など、建ってみないと実感できないことを確かめられる。