毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

お金は「きちんと生きている」人のところに集まる☆☆☆


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最近では珍しく、店頭で見かけてふらっと買った本。お金に関する本は多いが、思わず「襟を正したくなる」ようなことが書いてあったからだ。
さっと読めるのに、心に刺さる本だった。


◆目次◆
はじめに お金持ちが「お金より大切にしていること」とは?
第1章 だらしがない暮らしは破綻につながる お金持ちが絶対にしない10のこと
第2章 この心がけが将来の余裕を生む お金と真摯に向き合うお金持ち
第3章 大事な“お金の家"はこうして整える お金持ちの財布はここが違う
第4章 いつも懐が寒い人は、ここが疎かだった お金持ちが大切にしている14の習慣
第5章 「自分本位」で考えれば見えてくる お金が増えていく人の生き方

著者はライターで、仕事柄お金持ちに取材することが多く、そのままご縁が続いている方もあるそうだ。
その経験から、お金持ちとそれ以外の人を分けるものが何なのか、著者の考えをまとめたのがこの本。

著者によれば、お金はきちんと生きている人が好きなのだそうだ。

 彼らに共通しているのは、お金にキビシイという以上に、人としてきちんとしていて、振る舞いや生活態度などにゆるみやだらしないところが見えないことだ。
(中略)
お金にはある種の“精神性”があり、高い精神性を保持している人と相性がいい(P3-4)

著者の知るお金持ちは、値段に関わりなくモノを大切に扱うし、人に対しても、立場に関係なく同じ態度で接している、清々しい人が多いそうだ。


一方、お金が貯まらない人はだらしない傾向があり、小さな消費に鈍感になっている。たとえば、百均で買ったからと扱いも雑で、なくなっても「また買えばいい」と思っている人が多いという。
また、お金が貯まらない人ほどモノを溜め込んでいるという。保冷剤が冷凍庫に増え続けていたり、デパートの紙袋が捨てられなくて溜め込んでいたりする。

その人達に共通する点を、著者はこう指摘する。

 要は、日々の生活に何がどのくらい必要なのかをちゃんと把握し、その枠内で自己管理することができないのだ。そして二つの行動は、自分をきちんとコントロールできない、だらしない人に共通する特徴だと言ってもいいだろう(P31)。

お金持ちは「お金の使い方に迷いがない」という。
なぜなら、本当にほしいもの以外は買わないからだ。迷いやためらいがなく、即決断。
貧しい人ほど、「お買い得!」や「○○パーセント引き」と書いてあると素通りできず、必要ではないモノを焦って買ってしまう。

 両者の違いは、お金があるかないか、ではなく、自分自身をきちんとわかっているかどうか、なのだ(P89)。


お金を払う時に「ありがとう」と言うといい、というのは聞いたことがあるが、著者の知るあるお金持ちはお金が出ていく時は「ありがとう」ではなく「行ってらっしゃい」と言い、お金が入ってきた時には「お帰りなさい」と挨拶するのだそうだ。
気持ちよく「行ってらっしゃい」と言えるかどうかが、いいお金の使い方かどうかを判断するバロメーターになることに気づいたという。
気持ちよく「行ってらっしゃい」と言えない時は、ムダ遣いだったり、本当にほしいかどうか充分に確かめないまま衝動買いしようとしていたりしたのだそうだ。


ただ、私がこの本で一番印象に残ったのは、お金とは直接関係ないある行動だった。
お金持ちはきちんと「整理」できている人が多いそうだが、ある成功者はそのためのコツを教えてくれたという。

「すべてのことを“往復”で行う」
 たとえば、ドアを開けたら閉める。引き出しから何かを出したら、しまう。これが“往復”で行うということだ。
この成功者は、さらにひと言つけ加えた。
「1、2秒の手間を惜しまないことも大事だね」
(P153)

この「1、2秒の手間」とは、外から帰ってきて、コートを脱いだり、服を着替えたあと、ハンガーにかけてクローゼットにしまうところまでしてしまうことを指す。
かけてしまうのにかかる時間は、せいぜい1〜2秒。ところが、疲れていたり面倒だからとその辺に置きっぱなしにしてしまうと、片づけるタイミングを逃して部屋はあっという間に散らかってしまう、というのだ。


実は、これと同じことは以前にも読んだことがあり、その時の言葉を自分ではやや物騒だが「一発で仕留める」と呼んでいた。一度手に取ったものはそのまま完了させる、という意味だ。せっかく手に取ったのに、その辺に置いていたら、結局また手に取ることから始めなければならないので、手間が増える。

わかっちゃいるけどできてなかったので、刺さった。たった「1、2秒の手間」が整理された部屋と散らかった部屋を分けるのだ、というのを見せてもらえてよかった。
それだけでも、私にとって価値のある本だった。


財布を長財布にするかどうかで議論が巻き起こるくらい、お金と精神性の関係は人によって受け取り方が違う。
でも、この本はそういうのが苦手な人でも読める、中間的な立ち位置だと感じた。
清々しい生き方をしている方が、お金持ちに近づけると思うだけで、背筋が伸びる。
自分にちょっとカツを入れたいと感じている人に特におすすめです。
私のアクション:「1、2秒の手間」を惜しまず、片づける
■レベル:守 書いてあることはオーソドックスなことが多いです

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