以前、基本編に当たるこの本のことをネットで見てやってみたい、と思ったのだが、読まずに著者がブログなどに出している情報だけでトライして失敗した経験がある。
そうだった、ちゃんと読んでみよう、と手に取った。読んでよかった。
はじめに
◆目次◆
第1章 PDCAを回すだけで人生は変わる
第2章 ノートを書く前に覚えておくべき「PDCA思考」
第3章 PDCAノートのつくり方
第4章 PDCAノートを高速で確実に回す方法
第5章 PDCAを習慣化する方法
終 章 あなたのビジョンを実現する人生のPDCAを回そう
著者・岡村拓朗さんは外資系企業マネージャーであり、「時短の仕組み化コンサルタント」としても活躍中の「ハイブリッドサラリーマン」だそうだ。
かつては過労死一歩手前の長時間残業をしていたが、このPDCAノートでほぼ定時退社(残業月100時間以上→月20時間)に。今ではサラリーマンの仕事をしながらコンサルタントもされているというからすごい。年収も2倍に!
また、PDCAノートを使い、2年間で13キロのダイエットにまで成功したそうだ。
PDCAに関する本はたくさん読んだし、岡村さんの情報以外でも何度か試したがなかなか続かなかった。
読んでみてわかった。
PDCAをどう捉えるか、その前提が大切なのだ。
PDCAはフレームであり、脳のリソースを無駄遣いせずに目標に集中させるものだ。
そして、PDCAを回すことはあくまで目標=ゴールに到達するための手段であり、PDCAが目的になってはいけない。
目からウロコのことがたくさんあった。
岡村さんのPDCAノートの一番のポイントは「P」と「D」の欄に縦線を引いてふたつに分けること。
左の欄に目標を達成するための行動、右にはそれ以外の行動を書く。
それだけで、自分がどれだけ目標達成のために行動しているかがハッキリわかる。
その効果は絶大だ。
後半には、GTDと組み合わせる方法がていねいに説明してあり、GTDの経験がある人には、さらに取り組みやすくなっている。
ノートの書き方はデイリー、目標達成、プロジェクトと3つあり*1、プロジェクトPDCAノートの書き方がもう少しくわしく載っていたらうれしかったのだが、これは2冊目につながるもの。
計画と実際の行動実績を両方書いて比較する手法としては、 小室淑恵さんのメールを使った方法や自分に書く日報(「関連記事」を参照)が近い。
だが、A5ノート*2に線を引くだけで使える、という利便性はありがたい。それだけで、続けるハードルが下がる*3。
今までPDCAに取り組んだけどうまく行かなかった、という方はぜひ読んでみてください(2冊目の「目標達成編」の方が、さらに充実していますが)。
私のアクション:ノートの「P」「D」欄に線を引き、目標につながる行動にフォーカスする♪
■レベル:守
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
関連記事
※小室淑恵さんの「朝メール・夜メール」のことが出ています
※「朝メール・夜メール」に関して、こちらの記事もどうぞ