毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『日記の魔力』メモ  

自己管理が自分の主導権を握るカギ(P30)

社会生活を送る以上、人はさまざまな制約を受ける。
その制約に優先順位をつけ、自分で管理していかなければ、結局はまわりに管理され、流されるしかなくなってしまう。
しかし、自分できちんと管理すれば、どのような環境にあっても、その流れに左右されることなく、自分自身の流れをつくることができるのだ。
つまり、自分の人生の主導権を握ることができるということだ。

どれほど小さな自分であっても、その小さな自分を丸ごと肯定することが必要(P37)

自転車に乗れない人が、こんなのはおれの実力じゃない、本当は乗れるはずだと思っていても、いつまでたっても乗れるようにはならないということだ。
まず、自転車に乗れないという自分を認めて(肯定して)あげなければ、乗れるようになるための練習もできないだろう。
今のちっぽけな自分を肯定することが将来の大きな自信を培っていく土壌となるのだ。

本当の自己を発見し、それを受け入れれば、セルフイメージは修正される(P47)

セルフイメージが修正されれば、自分にとっての本当の優先順位がわかる。
物事の優先順位が明確になれば、行動が変わる。
行動が変われば、そう、人は変わるのだ。

具体的な記録によって、過去の自分が日記の中から立ち上がってくる(P76)

日記には読者がいるが、それは未来の自分自身なのである。
(中略)
…読者である未来の自分は今の自分ではない。
だからあまり取捨選択せず、具体的な事実をていねいに記録することが大切なのだ。

日常生活の価値に気がつけば、日記に書く事は無限にある(P92)

日記に書くことは、自分にとって意味のあることなら何でもいいのだ。制限を定めず、いろいろなことを楽しみながら書けばいいのだ。

日記は自分を知り、よりよく生きるためのもの(P94-95)

大切なのは、自分にとっての意味である。
だから、公の記録は外部に任せ、自分にしかできない個の記録を日記できちんと残すということが大切なのだ。

書くという作業はすべて「感動」と「愛」にもとづいている(P118-119)

日記もその読者である未来の自分への「愛」を込めて書かなければいけないと、私は思っている。
(中略)
未来の自分が「ここに書いてあってよかった」と思ってくれるようなことをていねいに、正直に書いていけばいいだけである

日記を読み返し、自己と対話する(P149-150)

日記を読み返す作業というのは、完全なる「自己内対話」と言える。
日記を書くという作業は、自分の行動を文章化し、「客観」するためのものである。
(中略)
日記を「書く」のが客観化であるならば、日記を「読む」のはそれを再び「主観化」する作業だといえる。一度客観化したものを、今度は「自分のもの」としてとらえ直すということだ。

日記をつけるようになって、もう覚えていなくてもいいと思えるようになった(P140-141)

記憶という単純作業を、コンピューターという外部脳に任せたおかげで私の脳はとても軽くなった。すると劇的な変化が起きた。考察領域、つまり物事に対する関心の範囲が、すごい勢いで広がっていったのだ。

ただ経験しただけでは、記憶はゴミ箱にグチャグチャに突っ込んであるのと同じ状態(P158)

だから時間がたつと、自分でも気がつかないうちに「記憶のすり替え」が起きてしまうのだ。
しかし、日記に書くという行為を通して一度分析しておくと、同時に脳の中でも記憶が整理される。
だからこそ、日記に書いて一度きちんと分析することが大切なのだ。