毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]過去を変えれば「うつ」は治る☆☆☆ 

※Kindle版はありません

ネットで見かけた本。
「過去を変える?そんなことできるの?」という疑問から興味を持ち、図書館で借りて読んでみました。

なかなか面白い本でした。


◆目次◆
プロローグ あなたはそのままで何の問題もありません
第1章 常識を覆す、心の病の新たな治療法
第2章 YSメソッドで暗闇の人生から光の人生へ
第3章 書くだけで劇的な変化が起こる「満月ワーク」
第4章 短期間でうつを寛解した「奇跡のストーリー」
第5章 心が折れそうなわが子への対処法
おわりに YSメソッドによる「終末医療」への取り組みがスタート

【お断り】現在私はうつではありません。周囲にもいません。
書名の「過去を変えれば」に反応しただけなので、今「何とかしたい!」という方とは気になるポイントが違うと思います。ご了承の上、この記事をご覧いただければ幸いです。

著者は何者なのか。そしてYSメソッドとは何なのか

著者は元経営者ながら、心に関する研究を続け、現在は「YSこころのクリニック」で薬を使わないメソッドを用いて多くのうつ病患者を治癒に導いているという。
その臨床結果は「治療期間90日以内の寛解率が90%を超える」というから驚き。 30年間で15万人の心を救った実証結果があるそうです。
YSとは著者のイニシャルから来ているようです。

実際にはクリニックでセラピストの助けてもらいながら受ける「2日間集中ワーク」が中心になるため、本だけでは無理と思われます。あくまでYSメソッドを知るための本、と考えた方がよさそう。
目次にもあるように、実際の治癒例も第4章で紹介されています。



  • 満月理論 本当の自分は満月=完全・完璧、欠けていない
  • 心の三層構造 本当の自分は氷の下にあるマグマ
  • 過去の記憶は心のゴミ ネガティブだけでなくポジティブもゴミ

満月理論

「私もあなたも、人はみんな本来満月。まんまるなのです」というのがYSメソッドの考え方だ。
「完全完璧な存在。欠けていない」のだ、と考える。

今、自分の目に見えるのが三日月だったとしても、月は実際はまんまるで欠けていませんよね。
人もそれと同じだという。


欠点が見えたり、イヤなところばかり気づいたとしても、それは「欠けている」という見方をしているから。
その見方を変えていきましょう、というのがYSメソッドの基本になる。

心の三層構造

  • 氷山(見える)=顕在意識=理性
  • 氷山(水面下)=潜在意識=過去の記憶
  • マグマ=生命の源=真の自己 

顕在意識と潜在意識を氷山にたとえるのはよく見るが、実はその下にマグマがある、と考える。
それが生命の源であるエネルギーで、マグマにたどり着けば氷は溶けるという。

過去の記憶は「心のゴミ」

抑え込んで身動きできなくなっている、エネルギーを使い果たしている人が多いので、この本では吐き出してしまうことを勧めている。


驚いたのは
「ネガティブだけでなく、ポジティブもゴミ」
ということば。両方をきちんと「ゴミ出し」することがポイントなのだそうだ。
ネガティブだけを吐き出して、ポジティブは取っておきたくなるが、しっかりどちらも吐き出してスッキリしましょう。

やり方は簡単。紙に書きなぐり、捨てるかシュレッダーにかける。
こまめに感情を捨てておくことで、身軽になれるし、「本来の自分」にも近づけるとか。

「過去を変える」とは?

 ここで言う「過去を変える」というのは、過去に起きた事実を変えるのではなく、今の自分が変わることでとらえ方が変わり、それにより過去に経験したことの意味合いが一変する、ということです(P75)。

…目の前で起こる現象は「過去の記憶」が作っているのですから、心さえ変われば、あなたの運命は思いのままになるのです(P86)。

タイムマシンで戻ってやり直すことができない以上、解釈を変えるしかありませんよね。
やっぱりそういう意味でした。


このメソッドでうつが治るのか?と聞かれれば、正直言ってよくわかりません。
ただ、個人的にはうつになったら薬を飲む前に試してみてもいいな、と感じました。


この本はうつになる前の、閉塞感を感じたり、心が弱っている時に読むとよさそうです*1
とても優しく、寄り添うような文章なので、頭がうまく働かない時にも読めると思います。
必要だと感じた時にどうぞ。
私のアクション:自分も相手も満月だと思って扱う(欠けているところを見ない)
■レベル:破 うつを改善するメソッドとしてはかなり斬新 


次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:あとは前述したように、うつ当事者やご家族がYSメソッドについて知る目的で