毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『勝ち続ける意志力』メモ  

■勝ち続ける

勝つことに執着している人間は、勝ち続けることができない(P14)

プラスとマイナス、その両方を分析して努力を続けない限り、勝ち続けることはできない(P55)

自分の才能に頼るとか、ひとつの勝ち方にこだわるような人は、必ず落ちていく。
(中略)
ほとんどの人は、実力がつけばつくほどに自分なりのスタイルというものを確立してしまう。

僕の勝ち方にはスタイルがない(P56)

スタイルに陥らないようにしていると言ってもいい。

「歳を取ったから勝てない」は、努力が老いに負けているだけ(P56)

スピードや反射神経に頼るのではなく、戦術や戦略を重視し、応用力を身につければ年齢は少しも怖くない。自分の得意なものを捨てて、いかに勝つか。そこを追究する。

自分の才能や長所に溺れてはいけない(P67)

■ローラー作戦

行動を惜しまないということしか信じていない(P72)

仮に才能がなくても、行動し続けていれば、いつか正解にたどり着くと信じている。
(中略)
この方法はダメだと思うけど、実際に試さないと本当にダメかどうかは分からない。ひとつのことを試してみる。ダメだと分かる。次のことを試してみる。これは使えると分かる。…とにかく、できることを片っ端から試していくのだ。
(中略)
普通、人はこっちの方向に何かあるはずだと当たりをつけて進むものだと思う。しかし、僕の場合は自分の足で全方向に歩くようにしている。
正解がどちらの方向にあるのか、迷う必要すらない。すべての方向を探り尽くすから、どこかで必ず正解が見つかるのだ。

■変化する

戦術や戦略も常に変化、進化させる(P76)

昨日よりも今日。どんどん新鮮なものを取り入れて、古いものを次々と刷新すべきだ。

自分を高めるということは(P76)

何かを編み出したり、経験を積んだりすることで、自分の引き出しをいっぱいにすることではない。

変化なくて成長なし(P83)

僕にとっての正しい努力。それはズバリ、変化することだ。
昨日と同じ自分でいない――。
そんな意識が自分を成長させてくれる。

自分を変える時、変化するためのコツは(P99)

「そうすることでよくなるかどうかまで考えない」ということだ。もし悪くなったとしたら、それに気づいた時にまた変えればいい。

変化することに慣れておく(P104)

少しの変化を見逃さないで、毎日のように変わろうと意識していると、いずれ大きな変化――覚悟が必要になった時に躊躇せずに行動することができる。1年とか2年周期でそんな時期がやって来た時、ふだんから変化や挑戦を意識している人は、迷わずチャレンジする道を選ぶことができる。

新しいものを否定しないこと、そして、新しいものから素直に学ぶ姿勢を忘れないこと(P238)

年齢を重ね、経験を積み、ある程度のポジションを手にすると、実際にそのふたつを心掛けるのがいかにむずかしいかがわかる。年齢や経験を重ねるほど、どうしても自分の都合で物事を考えようとしてしまう。…既成概念に縛られ、偏見や固定観念を捨てられない。


■人目は気にしない/諦めない/集中力

勝負の世界において、人の目を気にすることはマイナスでしかない(P107)

なぜなら、人の目を気にしていると本来やるべき行動を継続できないからだ。

人の目を気にしていたら、続けるのはむずかしい(P107)

諦めなかったとしても、誰もが世界チャンピオンになれるわけではない。
ただし、諦めた時点ですべてが終わることもまた真実だ。そして、人の目を気にしていたら、諦めないで続けることは非常にむずかしい。

努力を続けていれば、いつか必ず人の目は気にならなくなる(P108)

そして、人の目が気にならない世界で生きることは本当に楽しい。

集中力とは、他人の目をいかに排斥し、自分自身とどれだけ向き合うかにおいて養えるもの(P110)


■勝負にこだわらない

勝ちたい一心で勝負をしていると、自分の感性が錆び始めて、つまらないアイデアしか浮かばなくなる(P143)

絶対に負けられないと思っているプレーヤーは、土壇場で萎縮する(P193)

日々の練習に60の喜びを見出していると、負けても毎日が楽しいから大丈夫だと、気を楽にして自然体で勝負に挑むことができる。その結果、リスキーな局面でも大胆な行動に出ることができる。


■毎日を繰り返す楽しみ

無理をせず、背伸びもせず、毎日毎日、自分にできる範囲の精一杯を繰り返していく(P177)

そんな単調になってしまうかもしれない毎日だからこそ、自分を変化させることを怠らず、小さくてもその変化を心から楽しみ、1日1日を味わい深く噛み締める。

「この時までに何かをしなきゃいけない」なんて目標は立てない(P177)

ただ、目の前のことに集中して粛々と歩んでいく。

自分のペースで生きて、毎日少しずつ成長して、その結果、自然に賞賛を受ける方が、無理がないし継続できる(P178)

日々の練習で60の喜びを(P190)

大会に勝って100の喜びを得ようとは思わない。それよりも、日々の練習において60の喜びを得たいと思う。
喜びは60くらいがちょうどいい。30だとプロとは言いにくいし、100だと影響が大きすぎる。

大会に勝って大喜びしたり、負けて落ち込んだりするのは右肩上がりの成長の邪魔(P191)

もちろん、負けるより勝つ方がいい。ただし、個々の勝ちには大きな喜びを見出さない。喜びは日々の練習にこそ感じたい。

いつか必ず訪れる、その日を信じて待つこと(P200)

そして、目的と目標を明確に分けて、日々の生活・成長に少しずつの幸せを見つけること。そのようにいられる今日の生活を、僕は1日1日噛み締めるように生きている。

自信を持って休む(P212)

毎日、60の幸せを手にするため、作業している時以外は逆に自信を持って休むことが大切だ。明日の英気を養うことも、継続的な努力のうちなのだから。

休日のない生活(P212)

1日の中で作業をしている時以外はしっかり休むが、特別に休日なんてなくていい。
なぜなら…休憩や余暇を目標に仕事をするのは、究極の幸せとは違うと思っているからだ。

今日も明日も明後日も、適度ながんばりをすることで毎日を心地よく過ごす(P213)

僕の場合は、そんな毎日を続けていることでゲームの成績もよくなり、自身の成長を感じられるようにもなった。
(中略)
日々努力を重ねて、日々成長を感じる。そうすれば毎日が楽しい。いつか来る大きな幸せよりも、毎日が楽しい方が僕には遙かに幸せなことだ。


■失敗を恐れない

常にチャレンジして、たくさん失敗すればいい(P247)

同じ失敗を繰り返すつもりはない。「よし、失敗した」と喜ぶこともない。ただし、失敗することを恐れない人間でありたい。
そのためにも、若いうちから失敗した方がいい。
(中略)
若いうちから失敗癖をつけておけば、トライ&エラーが当たり前の習慣になる。失敗に強くなる。

間違ったと思ったら引き返せばいい(P248)

間違った階段を登ったと気がついたら、スタート地点まで引き返して、もう一度違う階段を登ればいいだけの話である。
一番よくないのは、どの階段を登ればいいか迷っている状態が延々と続くこと。