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[読書日記]「繊細さん」の幸せリスト☆☆☆☆ 

今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト

今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト

  • 作者:武田 友紀
  • 発売日: 2020/04/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
HSPカウンセラーとして活躍されている、武田友紀さんの今年4月に出た本。
読みたいな、と思っていたら家族が図書館で借りて来てくれた。

――こんなにやさしい本があっていいんだろうか、と思うくらい心に寄り添ってくれる本でした。


  • ポイント1 欲を出してもいいんです!
  • ポイント2 「ときめくもの」で自分の周りを満たそう
  • ポイント3 人は助けすぎなくても大丈夫



◆本の目次◆
はじめに 感じる力の強い繊細さんへ。
 ——あなたの繊細さは「幸せの素」
序章 繊細さんってどんな人?
第1章 感じる幸せ
 ——身のまわりのいいものに気づいてめいっぱい味わう
第2章 直感の幸せ
 ——人生のときめきをUPさせ、想定外の未来へ自分を運ぶ
第3章 深く考える幸せ
 ——ひとり静かに世界とつながる
第4章 表現の幸せ
 ——本当の自分で人とつながる
第5章 良心の幸せ
 ——やりたいことをやることで、まわりの人を笑顔にする
第6章 共感の幸せ
 ——「わかりあう」を手放して、いろんな人と笑い合う
おわりに

こんな本です

この本では、武田さんが「繊細さん」のよさを活かした幸せの見つけ方を教えてくれます。

目次にもありますが、「繊細さんがも持つ6つの幸せ」とは

  1. 感じる幸せ…小さなことに気づいて楽しむのが上手
  2. 直感の幸せ…「自分に合うもの」が一瞬でわかる
  3. 深く考える幸せ…本質的なことに目を向ける
  4. 表現の幸せ…細やかな感性が豊かな表現につながる
  5. 良心の幸せ…「自分のため」と「人のため」が重なったとき、大きな力を発揮する
  6. 共感の幸せ…相手の気持ちを大切に受け取る

「敏感すぎる」「感じやすすぎる」とネガティブに取ってしまいやすいHSPの資質を、いいものとしてとらえ直すことができるようになります。
周りに振り回されやすい傾向も、うまくバランスを取る方法を伝授してもらえます。

ご自身もHSPで、日々たくさんのHSPの方と接している武田さんだからこそ書ける本。

ポイント1 欲を出してもいいんです!

いきなり、「思いっきり欲を出しましょう!」と言われるとびっくりします。
しかも、「幸せになってくださいね」と言われるなんて。

――これは、とあるクライアントさんの、セッション後のお手紙に書いてあることです。
このクライアントさんのお手紙は、繊細さんが読むとまるで自分のことのように感じると思います。

そして、いかに自分が感じることを抑え、閉じていたのかに気づきます。

欲を禁じていると、人生が漂流します。自分がほしい物がわからないので、世の中の「こうするべき」や、誰かの「こうしてほしい」に流されてしまう(P65-66)

だんだん、自分がどうしたいかがわからなくなっていませんか?


武田さんは

自分の幸せを大切にすると結果的に成果も上がる(P35)

と書かれています。

「繊細さは、まずは自分の幸せのために活かそう」(P36)

とも。

今まで、自分のことは後回しにするのが当然というか、何の疑問も持っていなかった人には驚きですよね。

自分の幸せを大切にすることは、今困っている人を見捨てることとイコールではありません。まずは自分が幸せに暮らし、安心や喜びをめいっぱい追求していいのです(P212)

ポイント2 「ときめくもの」で自分の周りを満たそう

「問題なく使える」と「ときめく」って、幸せが全然違うんです(P70)

この文を読んで、自分を幸せにしているかな?と考えてしまいました。

身のまわりの物も、人間関係も、時間の使い方も、「ほっとすること」「元気になること」を取り入れていくと、人生全体がいきいきとし、心に余裕が出てきます(P117)


「五感のうち大切な感覚を満たすものから、ときめくものにする」のがポイント。

どの感覚が大切なのかは人によって違います。
ふわふわな肌触りが好きな人は、触覚を満たすものを、見て楽しむことが好きな人は、目に入るものをときめくものにするといいそうです。

どんな時にあなたは幸せを感じるでしょうか。思い浮かべてみてください。

ポイント3 人は助けすぎなくても大丈夫

大切なのは「相手の力を信じる」こと。

「相手は相手でなんとかするから、助けすぎなくても大丈夫」とわかると、生きるのがぐっとラクになります(P183)

自分が手を貸さなくても大丈夫そう、と思えるようになりましょう。
意外に何とかなるんですよね、これが。

「相手は相手で、なんとかする力がある」
「ものごとは案外なんとかなる」
(中略)
「ものごとは案外なんとかなる」とわかると、「困らないように」と先回りしなくてもよくなります(P186)

繊細さんは、先のことまでよく気がつくので、つい先回りしてしまいがち。
でも、こっちがヘトヘトになっていても助けた側は気づいてなかったりします。

我慢しながら「相手のために」とがんばると、見返りが必要になります。
感謝してもらいたくなったり、「私はこれだけやったんだから、あなたもやってよ」と相手にも苦労することを求めたり(P188)

こうなると、お互いイヤな気持ちになることも。

こうなって疲れ果てないために、つい先回りしたくなる、助けたくなる気持ちをぐっとこらえて、見守りましょう。

まとめ
  • 「繊細さん」は感じる力が強いため、つい相手のニーズに合わせがち
  • 感じる力を抑えようとすると、自分が好きなものに対する感度まで落ちてしまう
  • 「繊細さ」は、まず自分の幸せのために活かしましょう
  • 繊細さんは、「自分のため」と「人のため」が重なったとき、最も力を発揮することができる

本なのに、「こんなに優しくされたの初めて」と思うくらい、心に染みました。
自分にやさしくしてなかったなぁ、許してなかったのね、と気づかせてもらいました。

ついつい自分を後まわしにしがちな繊細さん、自分を大切にしましょうね。
個人的に「今年の10冊」候補に決定!

おまけ

※まず「自分を大事にしましょう」というところを読んで、中野裕弓さんの「愛のコーヒーカップ」を思い出しました。
こちらもどうぞ!

※公式サイトよりわかりやすかったので
miya-chu.jp

※中野さんが書かれた小冊子が動画になっています

愛のコーヒーカップ

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