毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法☆☆☆☆ 

きっかけは忘れましたが、読みたいと思って探書リストに入れていた本。
いつもの「知人の本棚」で見つけてお借りしてきました。


以前読んだ新書よりは読みやすかった。私が著者の考え方に慣れたからでしょうか。
book.yasuko659.com


しかし、「心理カウンセラーが書いた本」と思って読むと、ビビります。
やはり、予想を裏切ってくれる本でした。


  • ポイント1 相手につけ込まれるメカニズム
  • ポイント2 支配されてしまう人は「脳の緊張のスイッチ」が壊れている
  • ポイント3 暗示で相手の感情を拾わないようにする



◆本の目次◆
はじめに
第1章 いつも誰かに振り回されていませんか?
第2章 知らぬ間にできあがる力関係の正体
第3章 「ダメな自分」幻想から抜け出す
第4章 あの人を一瞬で「いい人」に変える
第5章 もう二度と他人の言動に動かされない

ポイント1 相手につけ込まれるメカニズム

「脳は常にいろいろな人とつながってコミュニケーションを取っている」というのが、著者の理論の基本です。
「無線LAN」のようなもので、この本ではそれを「脳のネットワーク」と呼んでいます。

脳のネットワークは意識しなくてもいつもつながっており、自分にとって悪い情報も勝手に流れこんできます(P42)


私たちはついつい、何かが起きたときに「自分が悪かったのでは」と考えてしまいがち。
しかし、そこに落とし穴があります。

相手の不機嫌な態度や表情を見て、それらをすべて「自分のせいで相手は不機嫌になっている」とか「自分に対する当てつけで、あんな態度を取っている」と自分に関連づけて勝手に解釈して、「何とかしなければ!」と反応してしまう。
反応してしまった結果、本当は無関係なはずだった相手の感情に対しての責任を負わなければならなくなる。
そして、相手の感情を背負わされた結果、そこに上下関係ができてしまう(P31)


著者は、「原因は自分の中にはない」と言います。外からやってくるものなのだそうです。

自分が変えたいと思っている症状は、実は自分のオリジナルではなく、「近くにいる人の脳をミラーニューロンがまねて作っているだけ」なのだとか。


たとえば、モデル体型なのに「自分は太っている」と思い悩む女性。
これは、一緒に行動する友人たちの考えていることが「脳のネットワーク」から入ってきているだけで、もともと本人にあるものではないそう。

その証拠に、同じようにモデル体型の人たちと一緒にいると感覚がまったく違って楽だったといいます。


こんな風に、もともと自分のものではないのに、脳のネットワークから入ってくる感覚を自分のものだと勘違いすることが、振り回されてしまう原因。


そんな、「振り回される人」には暗示が有効だそうです。

暗示を使うことによって「脳のネットワーク」を通じて周りから流れ込んでくる不要な情報をシャットダウンしたり、書き換えたりして自分の都合のいいように変えていくことができる(P45)

くわしくはポイント3で。

ポイント2 支配されてしまう人は「脳の緊張のスイッチ」が壊れている

一般的には、緊張と弛緩は自動的に切り替わるようになっています。
しかし、一部の人は緊張のスイッチが入りっぱなしになってしまい、切り替わらなくなっているというのです。


「緊張のスイッチ」のオン/オフは、生まれた直後に決まってしまうのだとか。
そのカギは「ネグレクト(育児放棄)」。

実験で、ネグレクト(育児放棄)されたラットは「緊張のスイッチ」がオフにならず、怯え続ける、という結果が出ています。
普通のラットは、緊張がある程度のレベルに達したら、自動的に「緊張のスイッチ」がオフになり、緊張のホルモンが分泌されなくなる。つまり「リラックス」できます。

この結果を人間に当てはめると、普通の人は威圧的な人を見た時に「闘争・逃走反応」で自分を守れるのですが、緊張のスイッチが自動的にオフにならない人は、自分を守れなくなり、操られやすくなってしまいます。

普通の人は「自分はみんなと比べて平均以上である」という健康的な感覚が備わっているので、威圧的な人を目の前にしても「自分は相手から見下されるような能力が低い存在である」とは思いません。
しかし、威圧的な人に認められたい、と思ってしまうタイプの人は、相手のちょっとした態度によって自己評価が左右されてしまいます(P34)。

…緊張のスイッチが壊れてしまった人は、危ない人が近くに来ると逆に固まって動けなくなり、相手にいいように利用されてしまう可能性が高くなります(P65)。

周りに振り回されてしまう、という人はこの「緊張のスイッチ」のオン/オフがうまく働かなくなっているかもしれません。

ポイント3 暗示で相手の感情を拾わないようにする

「ポイント2」まで読んで、
「緊張のスイッチが壊れているかも?どうしたらいいの?」
と心配になったあなた。解決方法があります。

それは、自己暗示。心の中であるキーワードを叫べば、状況が変えられるのです。
いくつかご紹介します。

■「本音モード!」

自分がイラッとしたときやオドオドしたときに、「本音モード!」と心の中で叫べば、自分の本音が出てきて、状況が一変する(P73)

人の気持ちを考えそうになったら「本音モード!」と唱える。相手にいら立ちを感じても「本音モード!」と唱えれば、ストレスを流し込まれなくなるので、自由に動ける。

なお、「本音モード!」は自分ひとりの時も有効。家でいろいろ思い出してイライラした時にも唱えるといいそうです。

「本音モード!」と叫ぶことで意識的な暗示が解けて自分が本当に求めていることができるようになり、そこで“安心”が感じられるようになる(P165)

「こんなくだらないことを考える前にお風呂に入ろうっと!」と、自然に自分が心地よくなる行動ができるようになるといいます。

■「自我防壁!」
自分が自分であるためには、「私は私、相手は相手」という適切な壁が必要です。
この壁が低い人は、他人の感覚をキャッチしやすくなっています。

人のことが気になったら「自我防壁!」と唱えると、壁ができて他人の感覚から自分を守ってくれるそうです。
続けるうちに、他人と自分の間に適切な壁ができあがるようになり、それまでなかった自信が満ちてくるといいます。


■「知恵と力の調整!」×7
個人的に一番期待できそうだ、と思ったのがこちら。

知能検査で調べるふたつの能力があります。
そのひとつが、言葉を覚えたり計算をしたりする「言語性知能」。
もうひとつは、パズルを完成させたり、積み木を組み立てたり、ストーリーを完成させる「動作性知能」。

このふたつがバランスよく発達しているといいのですが、「言語性知能」ばかりが発達し、「動作性知能」とのバランスが悪いと時間軸が正しく認識できないのだそうです。

過去、現在、未来の不安や不快感にまみれてしまう結果、「今ここ」に集中できない、という状態になってしまいます。
その状態を抜け出すには、頭の中の情報を適切に処理できるようにすればいい。

そのための暗示がこの「知恵と力の調整!」を7回唱えること。

不快感が襲ってきたら、「知恵と力の調整!」と頭の中で7回唱えてみます。
すると、言語性知能と動作性知能のバランスが取れて、みるみる情報が整理されていきます(P133)。

これを続けていくと、考えずに動けるようになり、ラクに生きられる!
先延ばしがなくなった!

――と書いてあったので、ぜひ試してみたいと思います。

まとめ

他にも暗示はいろいろ紹介されています(眉唾な感じがするのも、もちろんあります…)。

著者は心理学の専門家であり、一定の成果も上げています。
やってみてうまく行かなくても、失うものは何もないので、トライしようと思います。


自己評価が低い、自分のことは後回し、周りのことに敏感…この本では触れられていませんが、HSPとの共通点も多いように感じました。
人によっては合うかもしれません。ピンと来た方は読んでみてください。
私のアクション:「知恵と力の調整!」×7を口グセにする
■レベル:離 


次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。