毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]今からでも間に合う大人のための才能開花術☆☆☆☆  

※Kindle版はありません

以前UPした『新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。*1の別訳版。
すでに絶版(中古はまだ手に入ります)。
当初は「完訳版」と思っていましたが、実は違っていました。


無事に12週終わったので、その感想と合わせてご紹介します。


◆本の目次◆
プロローグ 創造する力を目ざめさせるために
第1週 安全だという感覚を取り戻す
第2週 本当の自分を取り戻す
第3週 パワーを感じる力を取り戻す
第4週 全てそなわっているという気持ちを取り戻す
第5週 可能性を信じる気持ちを取り戻す
第6週 満たされているという気持ちを取り戻す
第7週 結びつきの気持ちを取り戻す
第8週 未来に立ち向かう力を取り戻す
第9週 思いやりの気持ちを取り戻す
第10週 自分を守る気持ちを取り戻す
第11週 自主性を取り戻す
第12週 信じる気持ちを取り戻す
エピローグ アーティストの行路

アーティスト・ウェイとは

この本のメインの内容は「自分の創造性を取り戻す12週間のワーク」。

著者ジュリア・キャメロンさんは作家であり、ご自身の体験を元にしたワークを主宰しています。
ワークの内容をまとめたものがこの本(原題はワーク名そのままの「The Artist's Way」)。


欠かせないふたつの基本ツールがモーニング・ページとアーティスト・デート。

日本でも12週間のワークをそのまま「アーティストウェイ」と呼ぶことが多いようです。
検索すると実際にトライしている人のブログや、みんなでやるワークとして取り組んでいる報告がヒットします。


内容については『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』の読書日記にあります。


結局英語版を買った

文庫版(この本)をメインに、可能な限りサンマーク版も図書館で借りて、見比べながら12週のワークに取り組みました。

時々、よくわからないところが出てくるとサンマーク版を見たり、読み比べたりしていました。
「英語だと単語は何?」と思うことが何回かあり、半分くらい過ぎたところで原著(英語)*2の購入に踏み切りました。
意図が理解できていないと、ワークをしても見当外れになりそうだったからです。


ひとつの例として、最後の第12章で出てくる単語について。
この本では<ぶちこわし屋>と表現されている存在があります。「あなたがアーティストとして進もうとするのを阻む存在、親や周りの人たち」を指すのだろうな、というものでした。

ところが、サンマーク版を見ると、同じ言葉が「濡れ毛布」。


あなたを冷やす「濡れ毛布」ではなく、あなたを温かく包む「乾いた毛布」を選んでくるまれ、と書いてありました。
――何この違い、ものすごい意訳?と思い、原著を確認したところ、wet blanketではないですか!
意訳なのはこの本だったよ…。

<ぶちこわし屋>はどこから来たの?!

すべてを細かく見比べたわけではありませんが、これだけでこの本を「完訳版」と呼べないことはわかります。


ただ、英和翻訳の勉強をしていた身としては、どこかで「意訳」をしなければ、日本語にならないこともわかります。
やはり翻訳の限界はあるので。

著者の意図がわかりにくい、と感じたら原著を確認するのが一番確実だと感じました。


課題でいろいろ質問があるんですが、その辺の微妙なニュアンスが伝わりにくい。
日本語だと問い詰められているようであまりいい気持ちはしません。でも、原著ではもっとユーモアがあって軽い感じです。

ワークについて

「25年記念版」(2016年刊)とあるように、アメリカでの初版は1992年。
今とはかなり時代が違います。


雑誌を切り抜いて宝地図的なものを作るワークもあるけど、紙の雑誌は買わなくなったのでむずかしい*3

友人5人に電話して、というところも頻出しますが、私は友人が少ないので無理。
電話もほとんどしません。


アーティスト・チャイルドは「子どもっぽいものが好き」と断定するところも、少し気になりました。
これはアメリカのお国柄でしょうか?

うちの子(アーティスト・チャイルド)は、そんなもの好きじゃなかった。
チープな、キラキラしたもの(本で推奨されています)があふれかえった部屋ではインスピレーションが湧きません。


――今の時代に合うようにアレンジが必要な気がします。
私はひとりで(休みを挟みながら)完走してしまいましたが、みんなでやるワークに参加した方が、そのあたりはうまく変えてくれているのではないでしょうか。

自分でやる時には、ある程度自分がやりやすい方法に変えてもいいと思いました。
大切なのは「本に書かれた通りにやる」ことではなくて、
「自分の中に眠っている創造性を解放させる」
「自分の人生を自分でコントロールする」
ことなのですから。
※反省も込めて書いています

12週完走。どう変わった?

■一番の変化は、ブログが書けるようになりました。11月に読んだ本はこれで最後です。
つまり、ほぼ溜めずに書けたことになります。
いつ以来か、ちょっと考えてしまいました。これは大きな変化です。

■ほかには

  • 自己肯定感は上がったかも?
  • 自分の感覚を信頼するようになった。

アーティストになったか、と聞かれても「Yes」とは言いにくいですが、変化は感じます。
以前ほど周りの反応を気にしなくなったので、生きやすくなっているかもしれません。


■モーニング・ページはもともと自分が書いていた方法に戻しました
著者がくり返し書いている「左脳のチェックを避ける」*4はたぶんできていません。
左脳チェックは入ってますが、私は客観的に書いた方が考えがまとまるので。

やはり、目的をしっかり押さえたあとは、ある程度自分がやりやすいようにアレンジするのをお勧めします。

まとめ

「モーニング・ページ」の意図はよくわかりましたが、「モーニング・ページ」のためだけにこの本を実践するのはあまりお勧めしません。
生きづらい、自分の人生に意味が見出せないと感じている人にはいいかも。

ただし、ひとりでやるのは大変なので*5、たくさんある「みんなでやるアーティスト・ウェイ」というワークに参加するのがよさそうです。


読むだけでも素晴らしい言葉がたくさんありますが、12週間取り組んでみないと、実感はしにくいと思います。
「やりたい!」と思った方は、ぜひどうぞ。

原著はこちら↓

The Artist's Way: 25th Anniversary Edition

The Artist's Way: 25th Anniversary Edition

  • 作者:Cameron, Julia
  • 発売日: 2016/10/25
  • メディア: ペーパーバック
The Artist's Way: 25th Anniversary Edition (English Edition)

The Artist's Way: 25th Anniversary Edition (English Edition)

私のアクション:PCに向かう前に自家版「プラスの自己暗示」を唱える
■レベル:破 
※この本のメモはありません

【関連記事】
book.yasuko659.com

*1:リンクは新版です

*2:Kindleだと変動はありますが、1000円以下です

*3:スクショしてひとつにまとめれば同じ効果のものは得られると思いますが、未着手

*4:自由に書くことを妨げる、「検閲」や「否定」を避けるため

*5:私は第4週の「活字断ち」のあとにひどいリバウンドが来て、生活を立て直すのに苦労しました…