毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『自分を変える方法』メモ

【お断り】個人的にまとめたメモです。個人の感想と本の内容は区別できるようにしていますが、著者の意図から離れていることもあるかもしれません。ご了承ください


■行動変容を始めるのに理想的なタイミングは「フレッシュスタート」82
新たな始まりを想起させるカレンダー上の日付(新しい年や季節、月、週)でもいいし、誕生日や記念日でもいい。
人生の節目となる出来事や、リセットの機会(進捗を測る指標がゼロになるタイミング)も使える
フレッシュスタートはポジティブな変化を起こすことができるが、順調な時には慎重に。前進を止めてしまうことがある

■「お砂糖ひとさじで、どんな薬も飲めるのよ」(映画『メアリー・ポピンズ』の歌より)96
薬にひとさじの砂糖を足すように、長期目標を目指す取り組みを、短期的にもっと楽しくすることに目を向ければ、成功率はずっと高まる
「Just Do It」と活動に飛びつく代わりに、いますぐ満足が得られないことの辛さを自覚し、活動に「甘み」を加える方法を探した方が、もっと前進できる
→即結果が出ない、すぐに満足感が得られないものは、意識してすぐに満足できるような何か=「甘み」を足す
例)もっと健康的な食品を食べる、もっと運動をする、といった目標を立てる時、選択肢の中から一番楽しめそうなものを選んだ参加者は、一番ためになりそうなものを選んだ参加者よりも、より多くの健康食品を食べ、より運動が長続きした


■何かが起こるはずだという信念が、変化を起こす280
1.信念は感情を変化させる
ポジティブな期待を持てばポジティブな気持ちになり、その感情がストレス軽減や血圧低下などの生理学的効果をもたらし、次に起こることに大きな影響を及ぼす
2.信念によって注意の対象が変わることがある
例)ホテル清掃係の一部に「この仕事はダイエットに効果的」と説明すると、そうでない人と比べて、仕事内容は変わらないのに減量効果が大きかった
→仕事を運動に変える方法に注意を払うことで、勤務時間中の肉体疲労を前向きにとらえ、もっとがんばれる
3.信念がモチベーションを変化させることを示す証拠もある
仕事が体を鍛える機会になると考え始めたことで、質の高い運動をするために仕事をしようというモチベーションが高まる
4.信念は私たちの生理機能に、感情を通じてだけでなく、直接的にも影響を及ぼす
同じ集団に同じミルクシェイクを2回の別々の集まりで提供。1回目は高脂肪高カロリーの「贅沢」なミルクシェイクだと伝え、2回目は低脂肪低カロリーの「健康的」なミルクシェイクだと言って飲んでもらった
高カロリーと思いながら飲んだ方が、食欲を増進するペプチドであるグレリンの分泌量がより減少した
→信念によって、まったく同じドリンクに対する生理学的反応に違いが生じた


■宿題だと思ったおかげで「解決不能」な問題が解けた話281
1939年、バークレーの博士課程で数学を学んでいたジョージ・ダンツィーグは統計学の授業に遅れて出席した。
黒板にすでに2つの数学の問題が書かれていた。
宿題だと思い込んだジョージはノートにそれらを書き写し、難問だと思いながら何とか解き、数日後に教授に提出した。
実はその問題は、統計学理論の「解決不能」とされる2つの解決問題だった。
彼が解決できたのは、それらを答がわかっているただの難しい宿題だと思っていたから。
もしその2問が世界最高の数学者たちを悩ませている問題だと知っていたら、証明を考えつかなかったかもしれない。


■私たちの意志決定は、仲間集団の規範に大きな影響を受ける337
だから高い目標を目指す時はよい仲間に囲まれることが大切。
あなたが目指す目標をすでに達成した仲間を観察し、その手法をコピペしよう。