毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『ストレス脳』メモ

【お断り】個人的にまとめたメモです。個人の感想と本の内容は区別できるようにしていますが、著者の意図から離れていることもあるかもしれません。ご了承ください


■不安を予防するためには心拍数を上げる179
心拍数を上げることで身体が次第に「心拍数が上がるのは大惨事が起きようとしている兆候ではない」ことを学ぶ。そうすればコルチゾールのレベルが下がり、エンドルフィンによる心地よい気分が訪れる

■最大限の効果を得るのに必要な運動は184
週に2-6時間心拍数の上がる運動をするのがもっとも効率的


■ライフスタイルをどう変えればいいのか213
カギは「運動」と「仲間と一緒に過ごすこと」
今でも狩猟採集民として暮らしている人たちは15000~18000歩/日ほど歩いていて、身体を動かしている時間は2、3時間。そのうちの1時間は激しく身体を動かしている。
社会的な絆で強く結ばれ、互いに近くで暮らしている。
その2つの要素が彼らを不安やうつから守っている。


■感情は脳内で作られている36
感情というのは、自分の周囲で起きていることに反応してほとばしるのではなく、脳が私たちの内と外の世界で起きていることを融合して作り出すのだ。
感情というのはただの「任務」にすぎない。生き延びて遺伝子を残せるように、脳が感情を使ってその人を行動させるのだ


■忘れたい記憶は「重要な記憶」60
記憶は過去の話ではなく、脳が今この瞬間に私たちを助けるための資料
最も適切だと思われる記憶、あるいはその瞬間の状況と一番にている記憶を取り出す

■扁桃体は「強い感情」を伴う記憶を残す61
強い感情が湧くというのは「生き延びるために重要な記憶だ」というシグナルであり、脳はそういった体験を優先して覚えておこうとする

■過去に体験したトラウマをわずかでも思い出させるものは何であれ、脳に記憶を取り出させる62
私たちを守るために。
その結果、一番忘れたい記憶こそが脳にとっては最も重要で覚えておかなくてはいけないものになる。

■記憶は変化する63
私たちは記憶はYouTubeのように、見終わって閉じても、あとでまったく同じものを取りだして見られると思っているが、まちがい
記憶はWikipediaのようなもので、常にアップデートされ変化していく
記憶を取り出した際=そのことを考えている間に変化する
だから、嫌な記憶は思い出して上書きして変えていくことができる


■うつは実は免疫系が関わっている87
身体にとってストレスとは「感染リスクが高まった」という明確なシグナル
免疫系は身体エネルギーの15~20%を消費するため、常に活発に機能させておけない。ストレスがスイッチになっている
長期的なストレスを受け続けると、その間ずっとケガや感染の脅威にさらされていると勘違いしてしまう。そのような脅威に対抗するために、脳は家にこもりたくなるような感情を作り、精神的に立ち止まらせようとする。これがうつ

■炎症は昔より長期化した105
現代の要因(ずっと座っていること、肥満、ストレス、ジャンクフード、喫煙、環境汚染物質)は、以前より炎症を長引かせる
しかし、原因に関係なく、身体は免疫機能のスイッチを入れる
炎症のシグナルが長く続きすぎると、脳は「命が危険にさらされていて、常に攻撃を受けている!」と誤解する。そこで脳は気分を下げるという調整を行い、私たちを引きこもらせようとする。その結果がうつ