毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『「しやすい」の作りかた』メモ

【お断り】個人的にまとめたメモです。個人の感想と本の内容は区別できるようにしていますが、著者の意図から離れていることもあるかもしれません。ご了承ください

■分類のバグ5つ(P39)
1.「グレーゾーン」のバグ…どちらに入れていいか境界線が曖昧なもの
2.「複数属性」のバグ…書籍『ジョコビッチの生まれ変わる食事』は、書店のどの棚が適切?スポーツ/健康/ビジネス
3.「その他」のバグ…どこまでを分類し、どこから「その他」にするか
4.「不平等」のバグ…「平等」という概念をどうとらえるか、人によって変わってくる
5.「メンテナンス」のバグ…細かすぎてその分け方を維持できない


■「しやすい」を作る3ステップ(P66)
1.分けたいもの(対象物)をすべて書き出す
2.分け方を思いつく限り書き出す
3.何のために分けるのか(目的)を考えて、解決の糸口につながる分け方を1~3個選び、検討する
※夫婦の家事分担を考える場合、まず1で「家事」の範囲の認識のすり合わせができる(それが家事だと思っていなかった、相手がしていることを認識していなかった、など)
思いつく限り分け方を書き出した後に、「目的は何か」を考え、どの分け方を使えば、その目的を達成できるか、いくつかの切り口を組み合わせて対象物を分けていく。
お互いの家事へのこだわりや、満足度のレベル、負担感などを考え合わせ、今回の目的は
「妻の時間的な負担感を軽減すること」
「家庭生活におけるこだわりどころの質は維持し、こだわらないところをうまく分担する」
ことだとわかった。
「こだわりたい家事、こだわらない家事」と「負担が大きい仕事、負担が小さい仕事」という切り口で分けてみる。
妻のストレスの原因は「負担がそれなりにあるけれど、特にそのクオリティーにはこだわっていない家事」にあると判明。
それに沿って家事の分担を変更すれば、満足度の高い分け方ができる。


■3つの分配法(P89)
1.必要原理…必要としている人に多くの資源を分配する方法
2.平等原理…必要性や貢献度にかかわらず、資源を均等に分配する方法
3.公平原理…その人の「貢献度」に応じて資源を分配する方法


■「1軍、2軍、3軍」に分ける・衣類編(P130)
1軍 気に入っていていつも着る服
2軍 気に入ってはいないが、たまに着る服
3軍 ほぼ着ないけど、捨てるには「モッタイナイ」と思う服
に分け、しまう場所を決める。

1軍は、洋服ダンスの一番取りやすい場所に
2軍は、洋服ダンスのそれ以外の場所に
3軍は、段ボール箱に

3軍=パソコンの「ごみ箱」と同じ。いったんそこに格納しておき、半年や1年着ることがなければ、メルカリに出すかリサイクルショップに持っていく
半年~1年経ったら、または衣替えのタイミングで3軍の段ボール箱を見直して手放すかどうか決める

何事も捨ててしまうのは勇気がいる。パソコンのデスクトップにあるファイルを「ごみ箱」に入れても、完全に削除したこととにはならない。だからこそ気軽にごみ箱に移動させられる。ここに入れたのはほとんど必要ないものだが、たまに救出するものがある。


■「1軍、2軍、3軍」に分ける・書類編(P136)
書類は「フロー」と「ストック」に分ける
フロー書類…不用になったら捨てる書類
ストック書類…経理の帳簿や契約書類などの「めったに見ないが長期保管する書類」

フロー書類を3つに分ける
※ポイントは「捨てられるものを分ける」ではなく「残すものを分ける」
1.使う
2.使わない
3.使うかわからない=3軍

「使うかわからない書類」は一時保管場所として大きめの箱を用意し、放り込む
パソコンのごみ箱と同じ感覚で入れる
箱がいっぱいになったら、下からシュレッダーする
その中に入れた書類が必要になった場合は、渡されたであろう日付を手帳で確認して探せばいい


■人間関係を整理しやすくする考え方(P141)
リンダ・グラットン『WORK SHIFT』(プレジデント社)「未来に必要となる三種類の人的ネットワーク」
①ポッセ:同じ志をもつ比較的少人数の頼れる仲間
以前に一緒に仕事をしたことがあり、声をかければすぐ力になってくれる人たち。
専門技能や知識の重なりも必要。最低3人いれば成り立つ。
②ビッグアイデア・クラウド:友達の友達的な弱いつながり自分の人的ネットワークの外縁部の人。SNSなどでつながっている。
仕事の協力者になったり、転職の縁をつないでくれたりする関係性。数が多いほどいい。
③自己再生のコミュニティ:生活の質を高め、心の幸福を感じるための人間関係
孤独を解消するために情緒面の支えと安らぎを与えてくれる。
一緒に食事し、冗談を言いあいプライベートなことを語れる相手。
「ポッセ=同志」、「ビッグアイデア・クラウド=知人」、「自己再生のコミュニティ=友達、親友」と言えるだろう。周囲との人間関係に悩む場合は、自分とつながっている人たちをこの3つに分類し、それぞれとどのような付き合い方をするか決めておくといいだろう。