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【一人で悩んで書いた文章にしか宿らない、体温やリズムがある】
- ポイント1 「ちょうどいい温度感」を目指す
- ポイント2 すべての文章はプレゼントだと考える
- ポイント3 根底に流れる「自分のテーマ」を見つける
◆目次◆
序章 読みたくなるのはどんな文章か第1部 書く前の準備
第1章 「うまく書けない」の壁を越える
第2章 文章の芯をつかむ第2部 読みたくなる文章を書く
第1章 文章の5つの基本
第2章 相手の心に届ける
第3章 相手を動かす第3部 文章を書き続ける
第1章 読者を増やす発信
第2章 書き続けた先にある未来
読んだきっかけ
ツナグ図書館の活動を通じ、明日香出版社様よりご恵贈いただきました。
ありがとうございます。
こんな本です
名著の呼び声も高い『言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方』の続編。
この本は「文章をどう書くか」がテーマ。
広く深くさまざまなことが網羅されているので、これ1冊で基本はほぼカバーできると言ってもいい本です。
この記事では、細かなテクニック以前の心構えやスタンスについてご紹介します。
ポイント1 「ちょうどいい温度感」を目指す
これからはAIがライバルです。うまく要約する能力があれば、今までは重宝されましたが、これからは違う要素が必要になります。
ここで著者のさわらぎさんが注目するのが「温度感」。
読みたくなる文章には、「ちょうどいい温度感」があるというのです。
そして、実際に文章にして書くときには、「どれくらい自分を出すか」「自分を何%出していくか」も大事な視点です。この「自分が何%か」が目的とずれていると、読者に届きにくい文章になってしまいます。
なんだかこの人の書く文章は読みやすいな、書き手の気持ちがスッと入ってくるな、と感じる文章は、この「温度感」がちょうどいいのです。
ちょうどいい温度感のある文章を書くには、主観と客観のバランスをとり、ここで自分を何%出すのかを見極めることが必要なのです。
ポイント2 すべての文章はプレゼントだと考える
素敵な考え方だなぁ、と思ったのがこちら。
プレゼントを贈る前に考えることは、「文章を書く前に考えること」と似ています(P38)
プレゼントで一番喜ばれるのは、相手をよく観察して、これがほしいだろうなと予想して選ぶこと。
何がほしいか聞いてもらったブレゼントは確実にうれしいものですが、何も言っていないのに欲しいものを差し出された喜びはそれ以上。
文章も同じだというのです。
文章は、プレゼントと同じ。
・喜ばれるかどうかは、相手の状況、相手との関係性で変わる。
・ラッピングだけ立派で、中身がスカスカだとがっかり。
・「自分のことをわかってくれた!」が一番嬉しい。
・「自分がよく思われたい」「相手を思い通りにしたい」「見返りに何かしてほしい」と思うと、受け取ってもらいにくい。41
たしかに、よく似ていますよね。
ただ、プレゼントと違って文章は、想定読者など「知らない相手」に書くことも多いもの。
それでも、何も考えないよりは、相手のことを想像してみるよう、さわらぎさんはすすめています。
もちろん、よく言われる「ターゲット」や「ペルソナ」の設定も、この本にくわしく書かれています。
興味のある方はぜひ読んで確かめてください。
ポイント3 「自分のテーマ」を見つける
文章のテーマはもちろん大切。
それだけではなく、「自分の書く記事に共通して根底に流れるテーマを持つ」ことも大切、とさわらぎさんは書いています。
個人なら個人、企業なら企業として、何を発信するか、どういうことを伝えたいかは、1つの記事や文章を書く前に、大テーマとして持っておきましょう。
大きなテーマがあると、1記事だけがバズるのではなく、発信者自体のファンになってもらいやすくなります。(P85)
自分が発信するものに共通する「大切にしたいもの」はなんでしょうか。
・どんなものに魅力を感じるか
・どんな生き方や姿勢をカッコいいと思うか
・人生において大切にしている価値観
・仕事をする上でのポリシーなど(P86)
たとえば私は、文章の書き方やコピーライティングについて書くときも、「仕事はゼロから作り出せる」「まだ言葉になっていない価値を言語化する」という2つのテーマをいつも根底に置いています。そうすると、自然とノウハウだけでなく働き方や生き方につながるような文章になっていきます(P87)。
自分なりの価値観を持ち、それを言語化しておくことがおすすめ。
そうすることで、自分なりの視点が育ち、自分にしか書けないのことが書けるからです。
あなたが書く言葉に共通する大きなテーマは、ファンを増やしたり、ブランディングにも貢献してくれるはず。
こんな人にオススメ
文章を書く必要に迫られているけれど、何をどう書けばいいかわからない人。
SNSなどで発信しているが、手応えがない人。
お仕事でも、個人的な目的でも、どちらにも必要なことが書いてあります。
文章の書き方に悩むすべての人に。
レベル
守 むずかしいことはありません。初めて読む文章術の本としてもおすすめです。
私のアクション:ブログ(もうひとつの方)の方針を考える
「自分の言葉で書く」ってどういうこと?
— やすこ (@yasuko659) 2025年7月13日
(中略)
「自分が言いたいことを、相手が知りたいこと・相手に伝わることに変換する」
「自分が面白いと思うことと、相手が興味を持つことの交差点を探す」
——
すると、自分の思いを押しつけず、「ちょうどいい温度感」のある文章に pic.twitter.com/egxtDs7N5G
※この本のメモはありません
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